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Trainer's House Track Training Camp

昨年4月にCycling Workshopをスタートさせた頃から何時か実施したいと考えていたTraining Camp のテストイベントをようやく実施する事が出来ました。

きっかけは今年2月に行った筑波大学サイクリング部の合宿での出来事です。4名の選手で行うトレーニングでは走力の差もありなかなか思うように強度の高いトレーニングが出来ずに悩んでいました。そこで競技場に居合わせた他大学の選手に声をかけ高強度のメニューの提案を行ったのですが、いきなりの声かけにもかかわらず快く参加してくれた選手と共に充実したトレーニングを行う事が出来ました。

トレーニングを終えた後筑波大学のコーチとの話の中で、「筑波大学と同様にチームの人数規模の小さい大学や、個人でトラック競技を楽しんでいる選手に取って強度の高いトレーニングや本格的な指導を受ける機会は限られてしまい、こういった合同合宿の様な機会を作れないだろうか。」との提案から今回のイベントを企画する事になりました。

Trainer's Houseとしてもトレーニング理論の普及の一環でトレーニングキャンプの実施を目指していたため、今回のテストイベントは定期開催に向けた大きな一歩となったことは言うまでもありません。

今回のキャンプは全てが手探りでスタートしたため、あえてCycling Workshop Web上での告知・募集は行わず身近な関係者の紹介のみで参加者を募集しました。その結果、大学に入って競技を始めたばかりの初心者からプロ志望の選手、マスターズで活躍する選手まで、幅広い年齢、競技歴の選手達11名に参加して頂き、自転車を走らせる為の基本動作の習得を中心としたトレーニングキャンプを行うことが出来ました。

秋とは思えない灼熱の境川自転車競技場

トレーニングキャンプは9月14日~15日の2日間にわたって境川自転車競技場をお借りして実施しました。当日は9月中旬と言うのにまるで真夏のような熱い日差しの中、日頃提唱している「キネティックチェーンの構築」をテーマに1日目は基本動作の理解と習得、そして2日目は応用動作として強度を上げたプログラムを行いました。

ハンドルを握るグリップ、ハンドルの引きつけ方、体幹の意識など日頃あまり耳にしないポイントを指摘され、当初参加した選手の方々には戸惑いも感じられましたが、メニューが進む毎に乗車姿勢やポジションが変化していき、最後のメニューでは力を出し切ったのか疲労困憊になる選手が多く見られました。

今回のキャンプはテストイベントとして旧知の方を中心に集まって頂いたので、競技力や得意種目にバラツキがあり、基礎的なトレーニングプログラムに終始してしまいましたが、今後は競技レベルや種別(短距離・中距離の区分)、カテゴリー(年齢区分)をある程度絞ったキャンプも企画したいと考えています。
「こんなキャンプを企画して欲しい! 」と言ったリクエストがございましたらご一報ください! mail to Trainer's House office


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