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真夏の全国行脚第1段

春先から初夏にかけての選手強化が一段落すると、夏のインターハイ、そしてインターカレッジに向けた強化がスタートします。
春先は選手個々のフィジカル強化やポジションの構築、それに伴う補助トレーニングがプログラムの中心でしたが、6月も中旬を過ぎるとメインイベントに向けた戦術的強化やチーム種目の技術的強化が中心になり、併せてチーム代表としての選手選考が始まります。その時期になるとTrainer's Houseではシーズン2回目となる全国行脚がスタートします。

真夏の全国行脚第1段となる今回は北陸へ、東北へと大移動。
7月中旬に福井県福井市にある福井競輪場へと往復1000kmと車を走らせると、翌週には福島県西白河郡泉崎村にある泉崎国際サイクルスタジアムへと往復600kmの旅路。ロングドライブは嫌いではないのでこのくらいならまだ余裕ですね。(笑)

そして福島県は自転車競技を始めてからプロ生活を終えるまで過ごした地なので、旧知のお店に顔を出したり、両親の墓参りに訪れたりと半日だけでしたが里帰りの気分を味わいました。


福井競輪場

4月に続いて訪れた福井競輪場は中日にあいにくの天気となりましたが、逆にその機会を利用してポジション構築やペダリング補正など普段は中々行う事が出来ない技術的なトレーニングを集中して行う事が出来ました。
それまでのトレーニングも相まって、最終日には選手や地元の指導者の皆さん共々確かな手応えを感じられた様に思います。

ソースカツ丼

福井県のソウルフードと言えばヨーロッパ軒のソースカツ丼。
到着したその日の夕食に早速頂きました。
他にも福井名物と言えば、秋吉の焼き鳥、おろし蕎麦、そして日本酒"梵"のときしらず。北陸はダイエット中の私には精神的に辛い場所です。

新東名岡崎SA

福井での合宿を終え帰路に就くといつものように夕食と時間調整をかねてSAでゆっくりします。以前は少しでも早く帰ろうとトイレ休憩程度で走り続けましたが、こう遠征が続くと焦りが無用なトラブルを生んでも嫌なので安全運転(低燃費走行)を心がけています。心身の回復を促す為小一時間程ノンビリするとその後の運転がとても楽になります。と言っても500kmをワンストップですから、他の人にはあまり勧められませんが。(笑)

福井から戻って中3日(競輪選手ならではの表現ですね。)今度は一路進路を東北に。東北道を北上しそのまま磐越道へと分岐して磐梯熱海ICで下車。
実はここは選手時代によく登坂練習した母成峠の麓に当たります。その入り口にあるそば処 森 は現役時代に足繁く通った蕎麦のお店。裁ちそばという余り見かけないそば粉100%のかみ応えのある麺が特徴で食べ終わるとお腹にずっしりきます。

そば処 森

古民家風の店内に入るとタイムスリップしたような錯覚に陥りますが、ゆっくりと時間が流れる空間はいつ行っても気持ちが落ち着きます。

季節の野菜のかき揚げを添えて

昼食を終えると選手時代にお世話になっていたサイクルショップ"サトーサイクル"に顔を出したあと一路石川町に向かいます。今回お世話になった宿は石川町にあるみやこ旅館。実はここ同級生が高校時代に下宿していた宿で、話では聞いたことがあるもの来るのは初めて。近くて遠かった石川町を少し散策しつつチェックインしました。
実は福島には長く住んでいましたが石川町をゆっくり訪れるのは初めてで、思わず少年時代を思い出して駅舎などもパチリと撮影。(小学生時代は撮り鉄でした。)

磐城石川駅


一晩明けていざ泉崎国際サイクルスタジアムへ。

泉崎国際サイクルスタジアム

泉崎競技場ではインターハイ直前と言うこともあり高校生が熱気溢れる雰囲気で練習に励んでいました。
今回は明星大学のインカレ代表選考合宿と言うことで、チーム種目を中心に猛暑の中2日間に渡りしっかり走り込みました。ずままずの手応えを感じつつ余りの暑さに選手共々少しバテ気味に。7月はこの合宿で一段落ですが、8月9月と毎週のように指導の現場に出るので暑熱対策を真剣に考えないといけないかもしれません。
とりあえず首かけの扇風機? (ネッククーラー)をポチッとしておきました。どの位効果があるか楽しみです。

画像では気持ちよさそうですが、実際には審判塔の僅かな日陰に隠れるようにして立たなくてはならない程の強い日差しでした。おかげですっかり日焼けしています。

今週は、エアコンの効いた治療院で施術に勤しみつつ、来月以降に実施するトレーニングプログラムの構築に励みます。いよいよ夏本番。今シーズンも佳境に入っていきます! みなさんも体調に気を付けて頑張ってください!

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