ネットで誹謗中傷され、自殺…

今まで話していたこととは少し違う話をしたいと思います。

すごくショッキングな報道がありました。それはある女性が誹謗中傷によって、自殺した可能性があるとの内容でした。

僕はその女性のことを前々から知っていたわけではないです。今回の報道でその女性のことを知りました。なので、にわかです。すみません。

事の経緯

あるテレビ番組の出演者、そしてプロレスラーとして活躍していたその女性は、ある事件をきっかけに誹謗中傷が始まります。

その内容というものが、

ある某番組にて、男女でシェアハウスをして恋愛模様であったり人間関係であったりを見る事ができるという番組に出演されている方でした。

その女性のプロレスで使う大切なコスチュームが間違ってメンバーの1人に洗濯されてしまったんですね。
命の次に大事なコスチュームを洗濯されて、コスチュームが縮んでしまった。

もうこのコスチュームは試合では2度と使えない状態になってしまったようなのです。
だから、その女性はそのメンバーに対してすごく怒ってしまって、その怒り方がいきすぎだ、との批判の声が上がった訳です。

それと以降、アンチによる暴言、誹謗中傷のコメントが殺到するようになってしまうんですね。
YouTubeでの配信の際や、Twitterでの呟き。それら全てに誹謗中傷のコメントが連なるようになってしまった。

ざっくり説明するとこんな感じですね。ざっくりしすぎかもしれません。自分の説明能力のなさを恨みます…

この報道を見て自分が思った事

僕はこの報道を見て、他人事ではないなと感じました。もしかしたら僕が被害者になるかもしれない。もしくは加害者になってしまうかもしれない。

一般的にいえば僕のような学生は批判されたり、誹謗中傷を受けるようなことはないと思います。

自分の発信力があったり、たくさんの人に知られるようなことがない限り、そんな事はありません。

ただ、加害者になりえてしまうと僕は思ったんです。

今回の件はいじめと少し似ているような気がします。
いじめによって、自殺をする学生は後を経ちません。
この問題も放っておいてはいけないと思いますが、似ていると思うんですよね。
なぜかというと、いじめられる原因は本当に些細な事だったりするじゃないですか。

単純にこの人の行動が気にくわないであったり、顔が好きじゃないであったり、なんかキモいであったり。
いじめる側のいじめる理由はそんな些細のことが多いと思います。

しかし、いじめられている側は?なぜいじめられているのかわかりません。自分のどこがいけないのか。いろいろ考えてしまいます。
いじめている側以上に自分の悪いところを見つけます。そして段々自分には価値がない、いちゃいけない人なんだ。そう思って、自殺に追い込まれてしまう…

この話はただ自分がこうだろうなと思っただけで、自分の想像に過ぎません。実際にそうだったかは僕にはわからないです。自殺という選択をしてしまった理由というのはその人にしかわかりえないことです。
ただ僕はこういうことがあるかもしれない、と思っただけです。

少し脱線しました、すみません。

話を戻します。
今回の女性のプロレスラーの方はただ怒っただけなのに、たくさんの視聴者からいわれの無い暴言や誹謗中傷のコメントがたくさん来るわけです。

その女性は大切なコスチュームが洗濯されて2度と着れなくなって、悲しくなって、怒ってしまったんです。ただそれだけです。

それだけのことなのに、様々な罵詈雑言がコメント欄に飛び交うわけです。
これはネットを使ったいじめでは無いでしょうか。
出演者、芸能人を集団でいじめているのでは無いでしょうか。

いじめている側はその人がどんな人かも知ろうともせず、その女性を言葉の暴力で傷つけるわけです。

よく誹謗中傷はよくないと、犯罪ですと言われてはいますが、一向に収まることはないですよね。

果たして自分はどうなのか

じゃあ僕は過去に人をいじめたことはあるんですか?
いじめたことがないならこのことに関して首を突っ込むことができるのでは?

そう思った方もいるかと思います。

しかし、
僕は人をいじめてしまった経験があります。

なぜか、その人が嫌いだったからです。
嫌いだから、いじめをしてしまっていました。

僕が小学4年生から中学1年生にかけて。
ある男の子をいじめていました。

僕なりのいじめていた理由はこうです。
物事にいつもぐちぐち文句ばかり言う。
息がくさい。

ただ、こんな単純なことでいじめていたんです。

本当にひどいですよね。
今思うと、本当に情けないです。
こんなことを書く資格なんて僕にはないと。
そう思いました。

ただ、今回の事件を目にして、いてもたってもいられなかったんです。

もし、自分がその男の子をいじめていて、自殺をしまったら、

僕は殺人犯だ、と。

小学校4年生から中学1年生にかけて、その男の子が気にくわず、ちょっかいばかりかけていました。

そして、無視をしたり、臭いからこっち来んなといったり。一緒に遊んでもずっとその男の子を否定し続けたり。ひどいもんですね。

もし、その男の子が僕のせいで精神を病んで、学校に来なくなって、自殺をしてしまったら。

僕は一生拭うことのできない罪を背負うことになっていたかもしれないんです。

そのことを急に思い出して、今回の事件は本当に他人事に思えなくなりました。

もしかしたら、今この瞬間も誰かを傷つけて、誰かのことを追い詰めているのかもしれない。

自分の発言が、人を傷つけてるとしたら?

そんなことを思うようになりました。

その男の子と僕と今の関係

僕の場合、その男の子は自殺することはありませんでした。

そして成人式の時、その男の子と会って近況を話し合いました。すごく元気そうでした。
僕はこの成人式の時はいじめていた時の記憶は思い出せませんでした。

ただ、今回この事件を見て、もしかしたら成人式で会うことができなかったかもしれない。

そう思うと、本当に僕はとんでもないことをしていたのだなと感じるようになりました。

人は言葉で人を殺す事ができる。

このことを僕は常に頭の中に入れて、人とコミュニケーションをとっていきたいと思います。

そしてできるだけ、人に与えられる言葉を意識して、人の良いところに目をやれるように、生きていきたいと思いました。

今回の件で亡くなられた女性のご冥福をお祈りいたします。

そして、僕は人を誹謗中傷しない世の中になってほしいと切に願います。

僕自身も、人の悪口や暴言は絶対に言わない。
ネットでも誹謗中傷などのコメントは一切しない。
そう改めて思います。

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