E217系 車内記録記
皆さんこんにちは。Traincomです。前回の自己紹介でも少し取上げましたが、現在廃車が進行しかなり数が少なくなってきた横須賀・総武快速線を走るE217系の車内を隅々まで観察していきたいと思います。
普通車 Y-33編成
まずは基本編成の普通車から見ていきましょう。今回見ていくのはY-33編成です。
こちらが千葉方の先頭車になる11号車です。E217系の最大の特徴とも言えるであろうセミクロスシートが設置してあります。
ちなみに今回は平日日中に写真撮影を行いました。
そしてこちらが車端部の4人掛けシート。乗務員室の広さの関係もあってか、ここだけ定員が少なくなってるようです。
そして次はお隣の10号車へ。
E217系は基本的にロングシート仕様で設計されてますが、113系の後継ということもありオールロングはさすがにまずいと思ったのか、千葉方3両にのみセミクロスシートがあります。
そしてこれが217系のセミクロスシート。ご存知の通り背ずり、座面ともにかなり硬くクッション性なんてあったもんじゃありません。シートピッチもご覧の通りで確実に前の人と足がバッティングします・・・
ヘッドレストの所も頭を支えるのではなく“置いておく場所”とでも思っていた方がいいでしょうか。
そして次はロングシート仕様の中間車へ。
ロングシートは主に7人掛けになってます。
座り心地は先程のセミクロスシートとかわりません。沈み込みも少ないのでお世辞にも座り心地がいいとはいえません。長時間の乗車には確実に向いていないでしょうね。座席幅は約450mmということで後継の235系よりも10mm程狭いです。
グリーン車2階 Y-33編成
そして次はグリーン車です。
まずは2階席から。
モケットは青を基調としていて落ち着いた色合いのデザインになってます。肝心な座り心地ですがある程度の硬さはあるものの普通車のセミクロスシートと比べれば格段にマシでしょうね。そしてリクライニング時の座面のスライド機能は省略されてるようです。
因みにグリーン車の座席は全て2000年代後半に行われた機器更新の際に新しく交換されたものになります。
グリーン車1階 Y-33編成
こちらが1階席の様子。
2階と比べてどうしても薄暗い印象があり、それを少しでも払拭しようと明るい色のモケットが使われているのでしょう。また2階席や平屋と比べて静粛性が高いので読書なんかをしてる人もよく見かけます。
ちなみにグリーン車のシートピッチは970mmで統一されていて、比較的広々した印象です。床には一応カーペット敷いてがありますが車内の静粛性にどれだけ貢献してるのかわかりません。
グリーン車 平屋席 Y-33編成
そして最後は平屋席です。 こちらも1階席と同じモケットが採用されてます。個人的には平屋席が1番見どころがあり、撮影してても新たな発見が多くて新鮮でした。
ドアは木目調になってて他のグリーン車よりも高級感がありますね。
階段は螺旋状になっていて黄色い手すりがついています。
そしてこれが車両の両端にあるLED表示器です。表示内容は普通車と変わりなく、次駅案内や運行情報が表示されます。231系などは2段式なのに対し普通車と同じ1段式のようです。
車体側面
最後は車体側面です。
こちらが連携部。基本編成の貫通扉がダミーになっているのをお分かりいただけただろうか。
右のY-101編成は量産先行車限定の分割ステップになってます。
言い忘れていましたが217系は運用離脱するとこのようにまず最初にドアステッカーが剥がされるようになっています。
以上が217系の車内記録でした。1994年のデビューから東海道線への転属を経て30年間横須賀・総武快速線を走り続けてきました。E235系の増備も進み、来年のダイヤ改正で完全引退の可能性も高くなってきました。残された時間はあとわずかですか最後まで事故なく安全に走り続けて欲しいですね。