お久しぶり、自己肯定感。
先週、10年振りにお会いできた友人Sくんがいた。
8個下の男性で当時とんでもない熱量の猛アタックをされていた子だった。
この子となぜ疎遠になっていたかと言うと私は猛アタックされていたにも関わらずこのSくんの友人と恋人関係になったからだ。
もちろん悪意はない、ただSくんは年が離れ過ぎていた。私が25だったらSくんは17だ。それが若い時期であればあるほど大きな壁になる。こちらが40になってしまえば相手も32でお互いおじさんおばさんで問題ないのだろうけど。
それからほどなくしてSくんにも彼女ができた。私よりさらに一回り上の女性。この子は年上が好きなんだなと。と同時にSくんのLINEのアカウントが消滅したため私は除外されたのだなと。
それだけの事をしてしまったのだからしょうがない、彼が今度どんな生き方をしていくのかを見れなくなったのは残念だけれど。
と前置きが非常に長くなったけどこのSくんと共通の友人を介して10年振りの再会を果たした。当たり前だけれどしっかり大人になっていたし話す事や思考は何も変わっていなかった。
私の存在を全肯定しこの10年間もずっと思っていましたと。どれだけ僕があなたを思っていたか、あなたに恋人が出来たと聞いてどれだけ落ち込んだか、当時の感情の答え合わせのような過去の清算のようなLINEのアカウントを消した時の誤解だったり今となってはどうでもいい情報も。
そうだ、私はこの子に恋こそしていなかったけど充足感に満ちていたんだった。何をしても何を言っても全肯定し私を支えてくれた人の1人だった事は間違いはない。
そして久しぶりに会ってもずっと私を褒めてくれる。
この子と一緒にいて楽しかったのは私自身が満たされていたから。10年越しに気付いた事実とこれを踏まえた上で異性と接していけばモテるのでは?とも思った。
衝撃だった事が2つ。
・当時、恋人関係になった元カレはSくんに謝罪と共に君と今後も仲良くしたいという趣旨のLINEを送っていた(クズ過ぎやしませんか)
・当時フラれてヤケクソになって適当に言い寄ってきた女性とお付き合いした女性と今も続いている
私はここでも選択を間違えていたかもしれないなぁ。
いいんだ。私がやってきた事が返ってきただけ。
人生なんてそんなもんさと思いながら逞しくなったSくんの背中を見やり10年のお付き合いがある彼女の元へ帰っていく姿を見送った。
ここからしばらくはまた満たされて生きていけるよ、ありがとう。
さようなら、若過ぎた過去。