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男と女の徹底的な差。

今回はフィジカルではなくメンタルのお話。

女は強い。私が女だからという訳ではなく、単純に女の方が生物としての精神力がある。


昔、友人達と飲んでいた時、突然気づいた事があった。その日は全員女性、揃いも揃って未婚のアラサーの集まりだ。その日の主なトークテーマは過去の恋愛遍歴。過去1面白かった男を発表して酒の肴にするという会になった。セックスの内容から連絡の頻度まで女性とはこうも赤裸々に語るのかと言わんばかりに詳細が語られる。まぁ女性あるあるなんだけど。

その時ふと「君らほんとに過去の男の事を良く言わないよね」と笑いながら呟いた。当たり前でしょと言わんばかりの表情と共に「過去にいちいち本気でぶら下がる暇なんかない」と言われた。なるほど、確かにそうだ。

その1週間前、男性が多い飲み会にさせてもらっていた。その時の事を思い出したのだが、男性は過去に深い関係になった女性の事を悪く言う方は少ない。どんな形であれ一度は愛した人という名目で過去を美談にする。まだ心に住み着いているのだ、相手はとっくにメモリーからあなたを消していると言うのに。

男性は新規保存、女性は上書き保存とはよく言ったものだけどこれは本当に正しくて、生物的な感覚が脳に直結した結果だと私は思っている。

男性はいつでも種を幅広く巻きたい。なのでチャンスが有れば保存したフォルダからどのファイルでもいつでも取り出せるよう心構えをしている。一方女性は種を守り産み落とすという生物学上、必要な行動があるためファイルがいくつもあると非常に困る。体は1つしかないから。

だから男性はパートナーだった女性を美化しいつまでも心のどこかに留める。女性は過去を全て排除し無関心になる。これは生物として存在する以上、お互いに必要な脳の処理なんだと思う。

ある友人が恋人にフラれ落ち込んでいた時に発した言葉。「これからもっと頑張ってもっといい男になってまた振り向いてもらう!」

そうじゃない、そうじゃないんだ。

君がこれから何を成し遂げようと、元恋人が君の元へ戻る事は二度とない。女性は過去になったと判断した瞬間に相手への感情が0になる。さらに下がる事があっても上がる事はない。断言しよう、女が一度興味をなくすと本当にそれはもう二度と戻らないのだ。仮に油田を当てたとしよう。彼女が戻ってきたのなら君ではなく油田に興味を持ったからだ。君自身ではない、絶対に。

元サヤに戻れたパターンはただ1つ、女性側にまだ興味が残っていたから。残酷な話をするが女が男を捨てる時は本当にあっさりだ。なかった事にも出来る。笑い話にもするし思い出も消えていく。デートで何度も来た川沿いを歩いていても思い出した数秒後には今の相手とここに行こうとすら考えている。

私はそれに気付いてから、失恋した時に最初にする事は例の上書きである。(次にする事は「男で空いた穴は男で塞ぐしかない」noteに記載しているのでぜひそちらも)感情は簡単には切り捨てられない、ただ時間はかからない事を知っていても一刻も早く負の感情から解き放たれたい。そんな時は誰でもいいから別の男性と同じ場所に来て、全く違う事をしたり話をしたりとすると楽しくなって、帰る頃には上書き完了。

脳の仕組みは簡単だ。

脳科学者、茂木健一郎氏が言っていた。「失恋した時に相手の事を考えると苦しくなる。それを変えるのに手っ取り早いのは思考のルート変更だ」

自分→失恋した相手→元恋人

この図式が良くないと。ここから意図的に図式を変えていく。

自分→友達→元恋人

例えば上司だったり後輩だったりするとラッキーだ。分かりやすい相手の肩書きを間に挟んでしまえばいい。これを意識的にやっていく事で自然と相手の立ち位置が自分の中で戻り、苦しみがなくなっていく。

なるほど。結局の所ただの感情なのだから脳の問題であり、意識的に考え方を変えるだけでネガティブ要素は排除される。心の問題とはよく言うが私の中で心も脳の一部だと認識している。

相手を苦しめる事が好きなくせに、自分が苦しめられるのは非常に迷惑。分かっちゃいるんですよ。


と、少し話がそれたが男性脳や女性脳の見方もあるので一概には言えないが、恋愛を語る上でこの男女間の相違は見事に分かれる。この手の話は相当面白い。

このnoteをたまたま見つけてしまったそこのあなた。ぜひ何かの機会に恵まれれば、過去の恋愛に対する向き合い方を人に聞いてみて欲しい。本音を話してくれるかはまた別の話になるが。



男性は(生物学上)新規保存

女性は(生物学上リミットがあるため)上書き保存



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