京都のホテルラッシュは終わったのか
今回は京都のホテルの「数」についてまとめていきたいと思います。
【予約取れない】人々の京都のイメージ
皆さんは京都のホテルにどのようなイメージをお持ちですか?
きっと多くの人が、「予約するのが大変」「どこも満室」「クソ高い」。
このようなイメージをお持ちなのでは無いかと思われます。
しかし、これはコロナ前も今も変わらないのですが、ホテルがどこも満室と言う京都のイメージはもはや崩壊しています。
どう言う事なのでしょうか?
ホテル建設ラッシュの京都
京都市は慢性的なホテル不足に悩まされていました。増え続ける観光客に対応できない時期もありました。
人が多く、需要が大きいところには、供給を増やそうとする経済の構造上の働きが生じて、たちまち京都はホテル建設ラッシュとなりました。
人気エリアには多くのホテルが立ち並ぶようになり、今もその建設が続いています。
人気エリアとは、京都駅付近、四条河原町、祇園など、京都の代表的な観光地周辺です。
私も、京都のホテルの客室清掃員として、アルバイトをしていますが、雇用側の需要も大変大きく、時給は清掃業にしては、かなり高水準の1000円から1500円と言う賃金を出しているホテルが多くあります。
また、私の働いているホテルも2018年完成で、ホテルラッシュで完成したホテルの一つです。
ホテルは飽和状態の京都
多くのホテルが建設され、京都の客室不足はおおむね解消されました。
ここで新たな問題が発生です。
今度は客室数供給過多になってしまいました。
京都市長は、ホテルは出来るだけお断りしたいと言う見解まで示すようになり、これからは、各ホテルの客の奪い合いが発生するようになります。
実際、私の働くホテルでも、これが京都のホテルなのかと思うほど、客室稼働率は芳しくなく、満室は滅多にありません。
コロナで追い討ち
2020年を迎えるにあたって、京都のホテル業界はこれから、客の取り合い合戦になると言う大変厳しい状況に直面しているのですが、やはりこの問題は大きな問題でしょう。
新型コロナウイルスの影響です。
自粛期間が終わり、ある程度経済を回す、ゼロリスクは不可能、と言う風なことがわかってきて、一時期よりはまだマシですが、それでも、客室稼働率はどうしようもないような数字になっている事は間違いなしです。
大変潤っていたホテル業界、観光業界もこれからは大変になっていくだろうと思います。
まとめ
こんな事を常に考えているトラオです。ぜひ他の記事もご覧ください!