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女子大生の民俗芸能訪問紀 No.11
古戸跳込み
今回みなさんにご紹介するのは、愛知県東栄町で受け継がれている「古戸跳込み」です!
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そもそも「跳込み」とは、先祖供養や新仏供養のためのお盆の伝統的な行事の一つで、江戸時代の後半にはかなり盛大に執り行われていたと言われています。
下駄に浴衣姿の若者が、輪になって片手に太鼓を提げ、もう一方の手にはバチを持ち、笛の音に合わせて太鼓の皮と縁を交互に打ち鳴らしながら、片足で飛び跳ねながら踊ることから始まります。
古戸地区は、戦前とほぼ同じ日程(3日間実施、簡略化されていない)で念仏踊りを行っている数少ない集落の一つです。
暗い中、山々に反響する厳かな音には、言葉にできない美しさがあります。
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感想
雰囲気がたまらない…
念仏踊りならではの厳かな雰囲気に加え、周囲の自然美が相まって、洗練された独特の空間が生まれていました。
山に突き抜ける鐘の音が個人的には大好きです。
夏の終わりを彷彿させるような、ちょっと寂しさも感じる。
毎年足を運びたいと思える、大好きな民俗芸能です。
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民俗芸能情報
名前:古戸跳込み
開催場所:普光寺(愛知県北設楽郡東栄町振草古戸中原24-24)
開催時期:お盆(8月前半)
参考:東栄町HP