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女子大生の民俗芸能訪問紀No.3
御幸神社花祭
今回皆さんにご紹介するのは、愛知県豊橋市西幸町で受け継がれている「御幸神社花祭」です!
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祭りのきっかけは、佐久間ダム建設による豊根村の水没集落から多くの人々がこの地(豊橋市南部)に移住し、村を挙げた開拓事業を展開したことから始まります。
一方で、これらの開拓地はもともと農業に不向きな土地であったため、開拓には多くの苦労が伴い、離脱する人も少なくありませんでした。
そこで、豊根村出身の入植者たちは、御幸神社を心の拠り所として故郷の花祭を再現しようと動き出し、1950年1月に初めて御幸神社花祭を行いました。
花祭に欠かせない鬼の面などは、ダム建設により水没した集落から譲り受けています。
今では「故郷を想う人の祭り」から「地域に根付いた祭り」に変化しつつ、地域密着の民俗芸能へと大きく発展しています。
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感想
大入系独特のリズムと雰囲気が癖になり、いつの間にか体が動いていました!
関係者の皆様がとても優しくアットホームな雰囲気で、たくさんの方々が声をかけて下さったため、女子大生1人でも楽しむことができました!
実は、高校3年生(2023年)の夏に御幸神社氏子総代の方々に取材をさせていただいておりました。
御幸神社花祭の歴史や人々の想いを伺っていたため、生で観てみたい!とずっと思っておりました。
取材の中で、「うちの花祭は歴史も何もないが、人々の心の拠り所、集う場所になっている。」と仰っていたのが今でも強く印象に残っています。
実際に足を運んでみて、まさにその言葉の通り!
皆様が生き生きと花祭を楽しんでいる姿がとても素敵で、たくさん写真を撮ってしまいました!
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素敵な体験をありがとうございました!!
祭り情報
名前:御幸神社花祭
開催場所:御幸神社(愛知県豊橋市西幸町古並240)
祭礼時期:毎年1月4日
参考:豊橋市HP