【TTO通信】疑問:Pineスクリプトだけじゃ、ダメなの? [Python#005]
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しゅん@Trade Techです。
今回からは、
PineスクリプトとPythonの違いについて
以下3つの視点からお伝えしていきます。
(1) データをどう分析するか?
(2) データをどう見るか?(可視化)
(3) 学習コスト
まず今回は(1)について。
チャートを分析したり、
売買ルールのサインを発生させたり、
売買ルールを検証したり、
という点について、
それぞれどうなのか?
結論から言えば、
単一銘柄の分析や
簡単なスクリーニングには
TradingViewやPineスクリプトが断然ラクだが、
Pythonはより複雑な分析も可能
ということになります。
TradingViewおよびPineスクリプトは
特定の銘柄に対する
サイン表示やバックテストがしやすいので、
単一銘柄や先物、
FX、暗号通貨などの分析をする時は
Pineスクリプトの方が圧倒的に手軽で便利です。
また株式スクリーナーを上手く使えば、
日々のスクリーニング作業も簡単に行なえます。
その一方で、
特に日本株においては
TradingViewやPineスクリプトだけだと
どうしてもできないことが多々あります。
例えば株式スクリーナーは
TradingViewが用意してくれている
フィルター条件しか使えないので、
それ以外の条件によるスクリーニングは不可能です。
(25日移動平均線などが無かったり・・)
またバックテストについても、
特定銘柄のバックテストは簡単ですが
複数銘柄をまとめたバックテストは不可能。
“複数銘柄をまとめたバックテスト”
というのは例えば・・
「トレンド発生」や
「低位株の出来高急騰」といった
売買サインに対して、
全銘柄(または監視対象の数百銘柄)の中から
毎日スクリーニングされた銘柄を
すべてトレードしていったらどうなるか?
といった検証ですね。
そしてPythonなら
株価の分析もより広範囲で行えます。
例えば全銘柄の株価データを元に
業種別の市場動向を分析したり。
騰落率レシオなどを計算してみたり。
上手く環境を作ってあげれば、
売買サインを元に発注を掛けたり
機械学習で株価予測に挑戦することも。
・・以上が、
「データの分析」という視点から見た
PineスクリプトとPythonの比較です。
Pythonはより複雑な分析ができるので
Pineスクリプトだと物足りない方には
オススメですね。
さて続いては
「データの可視化」と
「学習コスト」という視点からも
比較してみたいと思います。
続きは、また次回。
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