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2.(2)自動売買なんか、うかつに設定したらヤバイっしょ?

 ストラテジーが自動売買のツールとして紹介されている以上、最初に来る不安が『自動売買なんか、うかつに設定したらヤバイっしょ?』ですよね。
 うまく転がればいいけど、そうでない場合には自動的に損失を積み上げてくれるツールになるわけです、単純に考えれば。
 私の場合も、最初はそうでした。でも、なにか新しいことをやらなければ、いつのまにか頭の中が納豆みたいに腐ってくるぞ、という不安感が背中を押してくれました。そこで、最初から自動売買をするつもりでストラテジーのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)に取り組んだわけです。
 ところが、実際に設定して実行してみると、先のチャートに示したような可視的な売買のサインだけで実際の売買は行われない。で、調べてみると下記の3つの設定を行なわないと、自動売買は決して実行されないことがわかりました。

 上記画面(ストラテジーの設定)の下の部分(プログラムトレード)で、


a.『トレードマネージャーの注文タブにストラテジー注文を生成する』チェックボックスを、チェックする。これで、売買勧告が自動生成されて、トレードマネージャーのストラテジー注文タブで見ることができるようになります。これ、結構なポイントなんですよね、実際に使ってみると。画面は下記のとおりです。

上記サンプルでは、1件しか表示されていませんが、売りと買いの勧告が、各チャートから集められて、この画面に集約されるわけです。感の良い方はもうお分かりかと思いますが、複数のチャート(制限はありません、と思います(笑))にストラテジーを設定しておけば、このトレードマネージャーを見ておけば、どの銘柄が今現在、売りか買いかがわかるわけです。それから、じっくりチャートを分析すればいい。私の場合、ほとんどが日足で売買を行っているので、これで十分なのです。さらに、この勧告から売買オーダーを自動生成するためには、

b. 『プログラムトレードを有効化』にチェックを入れます。これで売買オーダーが生成されることになります。が、Tradestationは念には念を入れてますね。このままでは、オーダーを生成していいですか?という確認画面を表示するのです。そこで、この確認画面をスルーしたい場合には、

c. 『確認画面』のところの設定をオフにします。

 というわけで、ストラテジーを設定したら自動売買が勝手に暴走し始めて、とんでもないことになるかも、という不安は全く当てはまりません。

システムトレードを行うつもりがない方は、最初のaの設定だけで十分ですし、ストラテジーを自動売買の機能だと一言で説明することも間違っている、と私は考えています。

というわけで、今回はこんなところで終了します。次回は、さっきちょっと、というかほぼ全部説明してしまった、すべてのチャートの総合管理としてのトレードマネージャの意味合いを説明したいと思います。結構いけてると思うんで。

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