2023/5/8(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。日本はゴールデンウイーク中となった先週、FOMC等のイベントを通過し、明日からSQ週を向かえる。

5/2(火)に29360円の高値を付けた。これは先週も指摘した29370円
(2020年1月の高値、昨年の日経平均高値29388円)を意識した動きで僅かに到達していない。そこから一旦の達成感から反転、3連続陰線で28560円まで下落。意識されていた28780円割れさらに下落すると思われたが相変わらず底堅く、FOMC後の下落も力なく、例の28500円~28600円のゾーンを突破することなく再び上昇へ。金曜夜間で底堅さを見せ、好結果となった雇用統計も相まってNY時間もほぼ押し目無く上昇を続け再び29000円突破。金曜夜間は29070円で終えている。(高値は29150円)

月足はもちろん先週から変わらずパーフェクトオーダー。BB+1σ:28740円にありそれを完全に上回っている状態。BB+1σを足の実体が上回るのは2021年10月以降の事で、これはかなり強い形。2022年1月の高値29370円、2022年8月の高値29230円となっておりここを上回ると、BB+2σの29700円付近、2021年11月の高値29970円がターゲットとなり月足レベルでステージが変わって来る。30000円超え、月足の完全なレンジブレイクも現実的な話に見えてくる水準に来ていることは認識できる。5MAは28180円、25MAは27760円付近となっている。

■日経225先物 週足(期近)

週足はバンドウォーク状態で、これを見れば下げの力がないことは当然と言えば当然。

5MAは28730円付近で先週の底値レンジの高値付近と重なる。BB+2σは29300円で直近高値付近と重なるが、少し過去を振り返ると今年3月のSQ時にBB+2σタッチ後に大きな上髭を引いて下落、2022年8月も同水準で上髭を引いて翌週から下落している。先週の高値を付けた29360円到達時にBB+2σ超え後に下落しており、ここを足の実体が抜けたことはなく、その後かなりの確率で一旦下落へ転換しているのが分かる。5MA:28730円、BB+1σ:28400円付近を下回らなければ週足レベルでは下有利な展開にはならないが、過去の例に従えばいつ一旦転換してもおかしくない状況とも言える。

もしくはそれをも否定し、更なる展開(これは前出の月足レベルでのブレイクにもつながる)へ向かうのかという時期に来ている。

■日経225先物 日足(期近)

29360円の高値→28560円まで下落→再び29000円突破の切り返しの状況がより認識できる。29360円へ向かい前の押し目になった28240円は25MAにすら届かず20MA付近で反転。今回の28560円の押し目も同様で20MAで反転する強い展開。5MAは28900円付近。

再び29360円の高値を超えて行く勢いに見えるが日足レベルでは既に3回の高値更新が成されており、これは既に第5波を終えた後の波動となる。当然強い展開の時は何度も波は訪れるが、直近高値を超えられずに勢いを失った場合はWトップとの認識になり今回の上昇は一旦これで終わり、反転する可能性が出て来る。

SQ週と言うこともありかなり恣意的な動きを見せる可能性が大きいが、29000円をキープ出来るのか、直近高値29360円に対してどのような動きを見せるかをしっかりと注視すれば、分かり易いシナリオが見えやすい場面が来ると思われる。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)

29920円←→29520円
29080円←→28800円
29080円(29010円)←→28800円
29010円←→28870円
28890円←→28790円
28490円←→28460円
28320円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今度節目となり得る価格帯(期近基準)

29500円
(2021年11月の29920円←→29520円窓埋め開始ライン)

29370円
(先週高値は29360円。2020年1月の高値、昨年の日経平均高値29388円)

29300円付近
(過去何度もはじかれている週足BB+2σの水準。)

29200円付近
(29150円含めこのゾーン以上で推移した場合、直近高値へ。)

29150円
(金曜夜間高値)

■29070円
(金曜夜間引け値:先々週の金曜夜間の終値と同値。
29080円(29010円)←→28800円の窓埋めあり。)

29000円

28950円~28900円付近
(FOMC発表時の高値。この下は日足5MA以下となる為、押し目にもなりるが、割れた場合は売り有利になりやすい。)

28780円
28950円~28900円付近を割れて、ここも割れると再び28600円~28500円ゾーンへ向かい売り有利に。)

28700円
28730円に週足5MAがあり28780円と合わせて分水嶺にな得る水準)

28600円~28500円
(先週、先々週も2強さを見せたサポート帯。ここも割れれば28210円の窓埋めへ向かい更に下有利へ。)

28560円
(先週安値)

28440円
(日足25MA付近。28490円←→28460円窓埋めあり。)

28330円
(28330円~28130円のレンジ(レジサポ)が意識されている

28210円
(28320円←→28210円の窓埋めあり)

28120円付近

28000円

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