2023/2/6(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
まずはいつも通り月足から。長いレンジが続いていた一週間。27500円を天井に何度もブレイクをしては折れ、27200円台~27100円台でのサポートが続き、何度も振り回すような動きはトレーダー泣かせだった。月足ベースでは先月のしっかりとした陽線の後の動きは、去年7月以降の流れと全く同じになって来ている。5MAは27300円になっておりレンジ形成中の底値圏と重なっており、上位足から来るサポートの強さが認識できる。下位足で見ると(15分足くらいだと分かり易い)より分かり易いが、27300円は日足5MA以下に入った際の底値圏のレンジ上限辺りと重なっている。
上を見れば25MA(27820円附近)に迫って来ており、金曜夜間に雇用統計の下げからの上昇で見せた高値、27730円の90円の所まで来ており、短期的なターゲットになり得る。27500円を抜けるのにも非常に時間が掛かっておりそこまでの勢いがあるか否かは現時点では不明だが、同MAを抜けれきれば12/16の高値27940円→28000円と言う大台が見えてくる。
金曜夜間に2度、27400円でサポートされ高値更新、同日日中は27300円でサポートを受けており、月足5MAの位置と相まって意識される価格帯となり得る。
ブレイクした割には勢いは感じらない状況だが、以前からここで指摘している昨年7月から8月の動きに更に酷似して来ており、その際も8/5に200円ほど一度レンジブレイクした後、2日連続陰線でレンジ下限へ→そこから一気に日足大陽線が出て、その後1000円以上上昇している。月足底値レンジで半年以上サポートを受けた後の動きでもありこの様なシナリオも当然認識して置くべきだろう。
今週はSQ週と言うこともあり、想定外の様々な動きもする場合もある為、注意深くシナリオを構築して行きたい。
■日経225先物 週足(期近)
週足75MAが27600円付近で金曜夜間の引け値とぴったり重なる。BB+1σは28000円付近となっており、12/16の大陰線(既にこの領域の中に居る)の高値27940円とも重なっており、月足25MAの(27820円附近)を超え、もう一段上に行くならターゲットはやはり大台絡みのこの辺りになるのは明白。28000円以上のターゲットは12/14の高値28280円(ここから25500円台までの昨年末の下げが始まった起点)となり、昨年の12月の下落が全戻しとなる。週足25MAは27200円付近となっており、先週の底値圏と重なり、引き続きサポートとなりやすく5MAの27000円付近と相まって押し目となり易い。週足でも(月足がそうであるので当然だが)長い時間のレンジが続いておりボリンジャーバンドも平行状態が続いており長期トレンドでの次の展開へ向けたエネルギーを溜めいている状態であることは客観的な事実であり、今後どちらかに大きな相場がやってくること間違いない。
■日経225先物 日足(期近)
過去7日間を振り返ると上下に髭を引いている足が多く、レンジ状態でも更に方向感が無かったことが分かる。結局75MA(27200円付近)のサポートはガチガチで、長らくブレイクすることが出来なかった27500円をようやく抜けて来た。当然ながらレンジブレイクしているので基本はあくまで押し目買い。現時点で勢いが感じられない場合も、前出の通り昨年の様な動きになることも想定して置きべき場面。
5MAは27400円付近にあり、金曜日の安値サポートラインと重なっており、ブレイクラインの27500円、27400円、27300円(月足5MA付近)、27200円付近(週足25MA)、27000円とサポート、押し目となり易いラインが多くあり、安易な売りは出来ない場面。
BB+2σは28000円付近にあり前出に出てきている各種の節目と重なり、これ以上の動きになった場合のターゲットであることは改めて認識できる。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)
29090円←→29170円
28790円←→28890円
28450円←→28600円
28060円←→28230円
27640円←→27920円
26910円←→27130円
26540円←→26760円
26170円←→26180円
25200円←→25220円
24390円←→24540円(週足窓でもある)
23850円←→23860円
23350円←→23530円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今度節目となり得る価格帯
28260円
(12/14の高値)
↑
28000円
(日足BB+2σ、12/14高値付近)
↑
27920円
(27640円←→27920円の窓埋めライン。)
↑
27850円~27900円付近
(昨年11月から12月にかけて形成した4時間足ネックライン。月足25MA付近。)
↑
27730円
(先週、金曜夜間高値)
↑
■27620円(金曜夜間引け値)
(週足75MA付近。27640円←→27920円の窓開始ライン。)
↑
27570円
(先週までの直近高値、ブレイクライン)
↑
27500円
(先週までのレンジ上限ライン付近で何度も叩かれたラインから、サポート転換したライン)
↑
27400円
(日足5MA付近。先々週の終値、金曜日夜間に二度当たり、高値を更新したライン。サポート、押し目になり易いラインで最低限ここを割れなければ売り有利にはならない)
↓
27300円
(金曜日中の底値サポートライン。先週日足5MAを割り、このラインを下回っても、その後ここを抜けると強くリバウンドしたライン。割れると先週の底値27100円台、27000円割れチャレンジへ。)
↓
27200円~27150円付近
(27200円は週足25MA(日足75MA付近)になり先週の安値サポートライン。ここまで下げて来たとしても割れなければ再び上昇してくる可能性あり。割れれば相場転換があり得る。)
↓
27000円
(週足5MA付近)
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