2023/10/2(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。先々週。9/22(金)遂に32000円を割り込み、リバウンドした状態から始まった先週。28日(木)の権利落ちへ向け終始戻り売りが続く展開となった。結局9月の月足は31660円の安値、終値が32020円となり月足5MA(32380円付近:先月水準)となっており昨年の12月の月足以降初めて5MAを割り込んで月足が確定している。

先週の安値は月足安値となる31660円、長らくサポートが効いていた32000円を割れレジスタンスに変換するかと言う場面に来ている。5MAは割れた物のまだ僅かに上向きとなっており上向きに引力は僅かに残っていると言える。但し32000円のレジサポ転換、32000円を超えても32150円付近~32200円台後半までの壁は厚く戻れば再び叩かれる展開は想像しやすい。

現在の5MAは32570円付近にあり、先ほどのレジスタンス候補の上に位置する。前出のレジスタンスを超えてくればこの辺りまでの戻り(もしくは上昇)のターゲットとして見ててくる。今月も弱含みが続く様であれば8月の足の下髭(安値31230円)を「なぞる」様な展開になっていくと思われる。31200円も割り込めば31000円割れチャレンジ。それでも止まらなければ、6月の安値の30640円があり、BB+1(30850円付近)までの回帰となる。

但し、ここでも以前から何度も指摘しているが今年5月に月足レベルで上方ブレイクし、34000円寸前まで上昇。現在はその後の「初押し」と言う状態である事には変わりなく、いくら展開が変わったとは言え、上位足である月足の高値更新、安値切り上げの事実はしっかりと頭に入れた上でシナリオ構築をして行きたい。

■日経225先物 週足(期近)

週足でも当然ながら5MA(32600円付近)を割れており、しっかりと上昇して来ている25MA(31700円付近)にタッチする寸前の所まで来ている。画像は25MAを表示しているが、長期間サポートが効いていた(但しリバは弱かった)20MA(32350円付近)は既に割れており、展開が変わっている事が改めて分かる。32350円は木金でしっかりと抑えられた32200円台後半の少し上にあり、やはり頭を抑えられている要因として機能している様に見える。

売り有利な展開である事は間違いないが、週明けに32000円に対してどのような動きになるか、そこを超えてきた場合32200円台後半のレジスタンスを超えられるか否かをまずは見極めたい。

下は25MAが31700円までしっかり上がって来ており、先週の安値31660円と重なる。もしこの辺りでサポ―トが効き始め、いったん下げ止まり始めると20MAでサポ―トが効き下げ渋った時と同じような展開になる事も考えられる。また一方でこのまま割れて更に下押しが強く成れば31660円の安値割れ、31500円、31300円、31000円割れチャレンジ・・・と言う流れも見えてくる。

■日経225先物 日足(期近)

先週の動きを見ると下げているが陽線と陰線が繰り返す「鯨幕」となっているのが分かり。戻りっては売り、戻っては売りが続いている。32000円のレジスタンスを証明する様に5MAは31980円。やはり最低限まずこの上でサポート&リターンしないと買い有利にはならない。BB-1σも32138円となっており頭を抑えられている。もし32000円を超え、32200円台後半のレジスタンス、木曜日の高値32260円を抜け切れば、25MA、75MAの32550円付近までの戻りが見えてくる。

但し5MA以下での推移が始まって既に9本目の足となること、BB-2σ:31700円付近で3本支えられている事、(BB-2σ:31700円付近は週足25MAと重なる)はしっかり認識して置きたい。

今年の8/17にBB-2σを割れ、BB-3σ(現在は31290円付近)までタッチする場面はあったが流石にこの「レンジ」の形からバンドウォークには至っていない。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域 (以下は期近基準と混同あり)

33180円←→33040円(333140円までしか埋まらず)
32780円←→32730円
31860円←→31830円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯


32700円付近

(長らく意識されているライン。9/21日中の高値が32730円、ここから32850円まで日中5分足でギャップが空いている。)

32570円
(月足5MA)

32500円付近
(日足25MA、75MAが32550円付近、先週火曜日の大陰線の高値が32530円)

32300円付近
(週足5MA、25MA。長らく意識されている32300円←→32550円のゾーン)

32260円
(先週木曜高値でレジスタンスライン。これを超え推移し始めると32500円ラインまでの戻りが見えてくる)

32150円付近
(日足BB-1σ付近。木曜日中の下落前に頭を抑えられたレジスタンスラインが32170円)

32000円
(日足5MA。長らくサポートだった大台がレジスタンスになるか否か)

■31800円
(先週金曜日夜間引け)

31700円
(日足BB-2σ。週足25MAがしっかり上がって来ている。サポ―トが効けば前回の週足20MAのサポートから割れる・・・の展開になり得る。もしくはここから再度リバウンドし32000円以上で推移すればゲームチェンジ)

31660円
(先週安値、9月安値)

31500円

31350円
(31500円附近から31350円のサポートゾーンの下限。この付近から下は8/17~8/21の日足で全て下髭。)

31230円
(8/18安値。日足BB-3σ)

31000円



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