2023/9/4(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。先週は月跨ぎの週となったがまたもや底堅さ、強さが続いた。先々週の金曜日中から夜間に掛けて32200円台から、日足5MAも割れ31540円まで下落。このまま下落基調になるかと言う雰囲気もある中、NY時間では底堅さを見せ、日足5MAまで再び戻り、月曜日中で同MAを背中に大きく上昇。再び32000円以上の推移が始まった。結局この月曜日中寄り直後の安値が週の安値となっている。

その後32300円のライン(このラインは32300円~32550円付近でゾーンになっている)を明確に超えられずにいたが、水曜夜間のNY時間の寄り直後から急に強い展開が始まり突破。翌日中にはそのゾーンの高値である32550円ライン(実際の高値はミニで32565円)に到達。

が、そこから再び一気に下落に転じ木曜夜間の欧州時間に32200円を付けた。同セッションのNY時間では32190円まで付けたが、そこから再び反転。そこから翌日中に32700円まで付けて「ゾーン」を突破。その後32400円まで押し目を付けた後に月の変わった金曜日中に再び強い展開となり32850円まで上昇した。

SQ週を前にかなり恣意的な不自然とも言えるくらいの強さと振り回すような動きを見せ、短期的には過熱状態にある。月足5MAは32530円付近にあり、しっかりとサポートが効いている状態。現時点では最低限ここを突破できなければ売り有利な展開は難しいだだろう。BB+1σは32770円付近にあり金曜夜間の引け32760円と同値。最上位足でのサポートはかなり強いことが値動きにもそのまま表れている状況。チャート的には全ての足で買い有利な状態だが、週明けからSQ週と言うこともありこれまでの動きをすべて否定する、弄ぶ様な動きになる事も考えられ注意が必要。

■日経225先物 週足(期近)

5MAが32230円付近にありそこを一気に超えて来たことが認識でき、かなり乖離があることが分かる。BB+1σは32950円にありここにタッチしてくる可能性もあり抜ければ更に上昇する可能性も見えてくる。週足は見ての通りチャネル形成中で、その底値からリバウンドして来ており(ラインの引き方にもよるが)チャネル上限がBB+2σ(33080円付近)周辺と重なっており、そこを目指す展開の終盤に来ているという考え方もできる。

一方、過去9週間週足が5MAにタッチしなかった事は無く、ここから32200円台まで行くことは普通に起こり得ると認識の認識も出来る。

■日経225先物 日足(期近)

5MAは32500円付近にあり月足5MAの基準と重なる。25MAが32220円付近、75MAが32370円付近となっている。やはり32500円付近は重要ラインになって来るのが分かる。BB+1σは32650円付近になっており、先々週の足が上髭になっている領域と重なっており、先週終盤の上げはこれを否定して来たことになる。8/11(月)の高値が32810円、先週の高値は32850円なので現在地は高値更新後の押し目とも考えられる。これを明確に抜けると次のターゲットは8/2(水)の大陰線の高値となり、日足としてはターゲットは33390円まで無い。BB+2σは33080円付近となっており、先週高値を超えれば33000円、33080円、それでも止まらなければ33390円まであり得ることが分かる。但し33080円を抜けるとBB+2σ以上のバンドウォークに入ることになり現在の状況でその状態に簡単に入る力があるかは現時点では不明。

まずは週開け直近高値を抜けるか否か、抜けても33000円を目指す強さがあるか見極めたい。逆にここで折れるた場合31500円付近での動きがどうなるかを注視して行きたい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

33190円←→33120円
31860円←→31830円
31830円←→32040円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯


33500円~33550円付近
(この近辺も今年の上昇ラリー時、6月~7月にかけて4,5度ほど抑えられている。(4時間足))

33470円
(8/1高値)

33390円
(8/2高値。ここから32590円まで付けた大陰線の高値で、33000円を明確に抜けるとここまで一気に来る可能性も。)

33150円付近
(今年の34000円手前まで行ったラリーの後、4時間足で見るとこれ上でサポート&リターンしておらず、三尊等で何回かネックラインになっている領域。)

33080円
(日足BB+2σ、これ以上で推移することは日足のバンドウォークになる。週足レベルのチャネル上限付近。)

33000円

32850円
(直近高値。8/11の高値が32810円。この領域を抜ければ33000円。更にこの領域は8/2の大陰線の中となり、そのまま一気に動く可能性もある。一方で抜けきらなければ31500円(月足、日足5MA)、31200円台(日足25MA)まで戻る展開も。)

■32760円
(先週、金曜夜間引け値)

32550円付近
(32300円からのゾーンになっている条件。先週もここで頭を抑えられ下落したポイント。32850円を抜けられなかった場合、ここを割るか否かは分水嶺となり得る。割れれば再び32300円、週足5MAの32200円まで戻る展開も。)

32500円
(月足、日足5MAがあり重要ポイント)

32400円
(先週木曜夜間の安値。日足75MAが32370円付近にあり。)

32300円
(長期間意識されている32550円からゾーン。32550円~32500円の領域を割ってくればここか、32200円付近がターゲット)

32200円
(週足5MA、日足25M。先週もここでのサポートが強かったライン。32300円とここも割れてしまうと展開はかなり変わって来る。)

32000円

31850円~31750円付近
(32000円から31850円~31750円付近まで長い時間足が多く見られる領域。)

31700円

(先々週に何度も買い板が湧いてくる様に強さを見せたライン。週足20MA)

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