2023/11/6(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。FOMC、日銀政策発表、雇用統計と立て続けに重要指標が続き、底値からのものすごい勢いでリバウンドとなった一週間。

週明けは以前から続いていた30500円台の強さを見せ、月曜日の後場に上昇し30800円台までリバ。このままもう一段上に行きリバウンドヘ入ると思われたが、「またもや」日経による日銀の政策転換に関する「リーク記事」が月曜の夜間セッション、23:00頃に出て一気に下落。強さを見せていた30500円台も割れ、結果的に30390円まで下落。今までのサポートを割ったが直近安値の30300円は割らず徐々にリバウンド。この日のザラ場引け後に空売り比率が54%にまでなっており、騰落レシオも最低ライン圏内。その中でこの下落は結果的に底堅さを見せることになり、ここから怒涛のリバウンド(結果的には)が始まる事となった。

結局ここから押し目らしい押し目は全くなく、日銀政策発表直後に31000円直前までリバで日足5MA上へ。後場も底堅さを見せ、夜間セッション直後から異様な買い展開が始まり夜間の高値が31390円。そのままセッションごとに次々に高値を更新して行き、11/3の文化の日で日本市場は取引が無く11/2の夜間セッションの引けが32330円(31880円)日中の引けは。底値から実質2日半で2000円リバウンド。更に日本市場が閉まっている間にCFDが32800円まで上昇しており、明日の寄りは週足窓がほぼ確定している。

月足は3連続陰線から、そのまま抜けると・・・と言う場面まで行ったがやはり月足レンジブレイク後の押し目、ブレイクラインの30620円付近を大きく割ることなくリバウンドしたと言う事になり。安値の切り上げから、高値更新へ向かう展開になっている事が認識できる。

結果的にはBB+1σ:31000円付近をサポートに月足の入れ替わりでしっかりとリバウンドしており、5MA:32200円付近を既に超えている事になる。更にCFDでは32800円付近にいる。いずれにせよ明日の寄りから32350円までが先物(日通し)の週足窓、現物や先物(日中では)32090円までが週足窓となる。この週足窓がどこまで埋まるかは疑問だが、日足や週足でも5MAとの乖離もかなりの物になる為、買い有利な状況ではあっても、特に短期の週明けのトレードはしっかりとした認識を持って挑まないと難しい場面となる。

30800円までくれば当然意識されるのは33000円。大きな窓を埋める前にそちらを先に達成する可能性も普通に考えられる。10月高値が32660円、BB+2σが33333円となっている。

■日経225先物 週足(期近)

ボリンジャーバンドの収縮が極になっており、もしBB-2σを割れば・・・と言う場面から一気に逆のバンドウォークへ向かうのかと言う状況に数日で変わってしまった。5MAが31740円付近、25MAが32172円付近となっており既にそれらを大きく超えており、これらMAのゴールデンクロスも近いと言う状況。BB+1σが32860円付近にあり、CFDでは既にこの領域まで来ている。このまま強い展開が続き25MA以上で推移すれば、今度は上方へのバンドウォーク状態へ持って行く動きが発生する可能性も十二分にある。

9/25週~10/16週の高値を見てみると32350円附近から上は全て上髭となっておりその領域に既に入っている事になる。(CFDはさらにその上)
10/6週の高値が10月の高値である32660円となっており、32350円付近ラインと合わせて意識されそうだ。

■日経225先物 日足(期近)

結果的にはBB-2σ付近でWボトム形成となりリバウンド、レンジ進行となっている。丁度この下30400円付近に上向きの200MAが通っておりここを死守してリバウンド。200MAタッチは今年の3月以来となり、33950円の高値を付けた後の下降フラグが遂に底を着けたと見えなくもない。5MAが21470円付近で25MAとほぼ同レベルで、明日以降ゴールデンクロスになるのは確定。

75MAが32100円付近、BB+1σが32000円で大台ライン。BB+2σは32570円付近なので明日の寄りはこれ以上でのスタートとなり、下落しても時間を掛けながら年末へ向けバンドウォークに移っていくシナリオは考えられる。

10/12、10/13の高値32660円もCFDでは超えており9月に形成したWトップ後の戻り高値も否定している事になる。75MA上に出てはいるが25MAはまだ横向きであり、5MAも同レべルで乖離も大きいため、もう少しエネルギーを溜める時間は必要となる。

押し目らしい押し目が無く一気に上がって来ている為、基本通りに見れば何処が押し目となるかを探りながらの週となると思われる。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

明日の寄りで三空、週足窓となる。

以下は窓の領域 (以下は期近基準と混同あり)

33180円←→33040円(333140円までしか埋まらず)
32780円←→32730円
31860円←→31670円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯


33300円付近
(33130円附近からゾーンとして意識されている。)

33130円付近
(今年はこれ以上で値を切り上げた事は皆無で天井を付けたあとのネックラインになっている。32850円ライン、33000円を抜けた場合、これ以上で推移すると、更なる高みへゲームチェンジとなり得る。33180円←→33040円の窓埋めあり。)

33000円

32850円付近
(ここも今年長期間意識されているレジサポライン。33000円手前ではこれ以上でサポートされている事はほぼ無い。また週足BB+1σのレベルなのでこれ以上で推移が始まった場合、最高値33950円チャレンジへ向けた布石にもなり得る。)

32800円
(日本が休場中にCFDで付けた高値。)

32700円付近
(長期間意識されているラインで9月、10月もこの当たりで頭を抑えられ30000円台まで下落している。再びここで頭を抑えられればレンジへ戻る可能性も否定できない。)

32650円付近
(10/9週高値で日足BB+2σが32570円付近にあり、これ以上で推移した場合はバンドウォークになる。明日32800円付近で寄り付き週足窓になった場合32650円~32500円台での一旦のサポートになり得る。割れれば32350円の窓埋めへ。また32600円~32300円はゾーンとして意識されている。)

32570円
(日足BB+2σが32570円付近にあり)

32500円

32350円
(木曜夜間の高値。9/25週~10/16週の高値32350円附近から上は全て上髭となっている領域。先物(日通し)の窓埋めライン)

■32330円
(先週木曜日夜間引け)

32300円付近
(32600円~32300円はゾーンとして意識されている。ここから33250円付近を割り込むと日中チャート窓埋め、32000円割れチャレンジへ。)

32170円付近
(週足25MA。32300円を割れて来てもこの辺りは強さを見せる可能性。)

32090円
(明日の寄り付きからここまでが日中チャートの窓、週足窓となる。)

32000円
(日足75MA付近)

31800円~31750円付近
(木曜日の日足安値が31810円。休場中の夜間で非常に強いサポートを見せたゾーンでFOMC時に抜けて来た高値ラインが31750円。ここを割れると売り有利になるが週足5MAも上がってくるため32000円を割れてもサポートになる可能性あり。
31860円←→31670円
31870円←→31640円
の窓埋めあり。)



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