2023/8/28(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。夏枯れもほどほど(?!)あった8月相場も終わり、メジャーSQも含めこれから年末へ向けた大きな動きが出て来る時期へ入る。
先週はほぼ終始32000円以下での推移になっており、前半戦の上昇以後、先週、先々週は最も弱含みの展開とだったと言って良いだろう。
先週の安値は月曜日中安値の31390円(金曜夜間に31270円を付け週足ではそれが安値となっているがここではそれは前週とする)、月足5MAが31600円付近にあり同MAでのサポートが効いている状態。月内の残り日数を考えればこの陰線はほぼ確定と言って良いだろう。先月も同じような事を言った後に終盤で日銀政策発表を含めて32000円から数日で33400円まで上昇しているが、今回はこの様な月足のモメンタムが変わるようなリバウンドは難しいと思われる。
但し、月足が入れ替わった後にこの5MAを割り込んで終始するか否かは今後の流れを変えることになり非常に重要なポイントになり得る。先週見せた31700円附近からのサポート→32290円までの上昇→金曜日中安値の31540円→その後の31600円、31700円の執拗なまでの買い板の強さは、それを証明するような動きだった。このまま同MA上で推移すれば再び32000円以上での推移、32000円台後半、もう少し長い目で見れば最高値へのチャレンジへ向かうかの可能性が出て来る。
一方先週の安値以下での推移になれば恐らく31000円割れ、30500円付近までの下落は考えられると見ている。まずは週明け、31600円、31700円付近でのサポートが継続しているのか、32000円以上での推移へ移行するか否かをポイントに注視したい。
■日経225先物 週足(期近)
先週も書いた通り週足はチャネル形成継続で、その底値圏にいる。この画像の中期MAは25になっているが、現在20MAが31500円にしっかりと上昇して来ておりサポ―トが効いている状態。逆の見方をすればサポートはされているが反発は限られていると考える事も出来る。25MAは30750円付近となっており、もし今の水準以下で推移した場合のターゲットとなり得る。
先週の月曜の始値は31500円付近、その時点での週足5MAが32200円付近。過去数週間振り返っても同MAにタッチしなかった週は無く、それを証明するかのように32290円まで上昇(週高値)、その後下落する同MAにを一瞬上回った後に下落して先週の安値付近まで下落している。
現在5MAは金曜夜間の終値31850円のすぐ上、31950円付近にいる。ここを超えるか否かは非常に重要で、前出の通りここを超えレジサポの32000円を突破して推移が始まれば週足のチャネル下限から移行するシナリオが考えられる。一方先週と同様にここで抑えらた場合、31700円、31600円のサポートを試す動きになり、割れれば金曜日中の安値31540円、先々週安値の31230円、31000円割れへの動きが見えてくる。
■日経225先物 日足(期近)
下落トレンドであり、今年3月以上となる75MA(32270円付近)を割れての推移が続いている。ただし同MAは依然として上向きになっており強烈だった上昇相場の「なごり」が残っている。先週も結局、この同MAがレジスタンスとなりしっかりとした陰線を引いた居る事が分かる。この水準まで上昇しても再度ここで叩かれればこれ以上の上昇が難しいことが更に認識されてしまう。抜けきれば結果として押し目だったとなる。5MAは31900円付近にあり(週足5MAと同水準)、BB-1σは31770円付近となっている。これを超えるか否かで短期的な動きは決まってくると思われる。(日中の窓も31830円←→32040円にありこれ以上で推移するということは窓埋めに入る意味に)
抜ければ再び先週高値、75MAチャレンジとなる。一方もし同MA(週足5MAと共に)を抜けきることが出来ず、抜けても32000円がレジスタンスと認識されれば75MAも徐々に平行へ、25MAとのデットクロスとも相まって下有利の展開へ傾いてくる。
BB-2σは31270円付近にあり直近安値と重なる。ここでサポートが効けばレンジ継続となればここを割れて推移するとバンドウォークに入ることになる。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
以下は窓の領域
33190円←→33120円
32590円←→32440円
31830円←→32040円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
日経VIに関してチャートパターン等の見方はしていないが8/1以降と同じ形になりつつある。
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となり得る価格帯
33000円
↑
32810円
(8/10の高値)
↑
32700円
(長期間意識されているライン。ここを完全に上抜けするとかなり強い展開に。)
↑
32600円付近
(8/10~8/14に掛けて形成したレンジで頭を抑えられているライン。8月の下落はここから始まっている。)
↑
32500円~32550円
(8/6の高値、8/10~8/14に掛けてレンジを形成したネックラインにもなっているライン。8/14月曜日の日中にこのラインを上髭で跨ぎ大きく下落した。)
↑
32290円
(先週高値。日足75MAが32270円付近にあり。超えれば更に上昇。抑えられれば、日足でWトップになる可能性。)
↑
32200円
(水曜日の夜間の終盤に32030円の壁を突破して暴騰した際の高値。先週はこれ以上でサポートは一切ない。)
↑
32060円~32090円付近
(木曜夜間でしっかりとリターンしたライン、32200円以上で推移して再び下落した際のネックライン。32000円を抜けここも抜けると先週高値、日足75MAチャレンジとなり買い有利へ。)
↑
32000円
(31830円←→32040円の窓埋めあり。31900円を抜けてもここで抑えられれば再び大きく下落する可能性あり。)
↑
31900円
(日足5MA、週足5MAが31950円にあり再び頭を抑えられる可能性あり。)
↑
■31850円
(先週、金曜夜間引け値)
↓
31700円
(先週何度も買い板が湧いてくる様に強さを見せたライン。31600円と合わせ、ここを割れるとかなり変わって来ると思われる。
↓
31600円
↓
31540円
(先週金曜日中安値であり週足20MAがしっかりサポートしている。ただし今現在は反発は限定的で割れるとかなり弱い展開になり得る。)
↓
31360円
(6/8の安値。ここから31550円付近までソーンとなっている。重要ラインとしてサポート要因になり得るが、ここを割れると更なる下落を呼ぶ可能性大。)
↓
31280円
(窓埋め31280円←→31200円あり)
↓
31200円
(直近安値31230円。窓埋め終了。31280円←→31200円)
↓
31000円
↓
30750円付近
(週足25MA付近)
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