2023/6/11(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。6月に入ってもしっかりとした陽線を維持をしている月足。先週前半は相変わらず強い展開が続き、再び日足BB+2σを超えて行くような展開となったが流石に一旦天井となり、32710円が現在の高値となっている。月曜夜間に32570円の高値を付けた後に下落。再び上昇し、火曜日夜間に32710円を付けこのまま33000円にも迫るのかと思われた翌日中に大きく下落。このままSQ前日の日中まで売られ続け31410円まで下落。しかしここを安値に、木曜夜間で2番底試しをした後、リバウンド。SQ当日も買い展開で32490円まで付ける。
但しまだ直近高値(32710円)には届いておらず、先週も以前は見る事の無かった下落が2度も見られ、少しづつではあるが状況は変わりつつある臭いがして来ている。
月足ベースでは展開は変わっておらず、相変わらずBB+2σ(30770円)~+3σ(32170円)間のバンドウォークと言う強い展開である事は間違いない。
このBB+3σの32200円付近は金曜夜間のレンジ安値付近であり、水曜日中に起こった下落時の戻り高値でもあるライン。下位足でも、月足ベースでも意識されているラインであることを認識して置きたい。通常で考えればBB+3σ超えて推移する確率は限りなくゼロに近いが、パーフェクトオーダーであること、時間が経てばMAと共にその基準は上がってくることは頭に入れて置きたい。5MAは29500円付近となっている。
今週は何と言っても水曜日の明け方にあるFOMCだろう。それに向けてのシナリオ進行になるのは間違いなく、その上でトレードを構築をして行きたい所。ちなみにアメリカ市場のFear&Greed指数は以下の通り。先週の先物の動きの変化と合わせて注視したい。
■日経225先物 週足(期近)
当然ながらパーフェクトオーダー&バンドウォーク状態継続。先々週と比べると値幅は300円程先週の方が大きかったが、始値終値の値幅はほぼ一緒のとなっており、若干上髭は引いたが勢いは同じと見て良いだろう。
BB+3σが33850円付近(現時点ではこの数値は無視していいだろう)、BB+2σが32000円、5MAが31570円付近となっている。32000円は1,000円ごとの節目でもあり、下位足で見ると買い売りの線引きラインとも重なっている。また5MAの31570円、先週の安値は31410円であることからこれ以下は先週は買われたゾーンであり、32000円を割れ再びこの辺りまで下落し、これ以下で推移した場合は週足5MA割れでの動きとなり、3月の下旬以降続いているこの価格の推移に変化が見られる値。まず短期的には32000円を保てるか否かを注視したい。
■日経225先物 日足(期近)
SQ前の下落からのリバウンドで5MA上に出てはいるが上髭を引いており、現時点では若干勢いが以前と違ってきている感が見られる。(もちろん日足は確定しないが)
BB+2σが32830円付近、5MAが32080円付近となっている。ボリンジャーバンドは拡大がかなり「極」になって来ており、この状態からBB+2σ~BB+3σ間のバンドウォークに戻ることは常識的には無い。この後上昇しても32710円を超えられなければ一旦上昇が終わり、調整が入る可能性が見えてくる。
但しBB+1σが31840円付近にあり、この水準を割れても、サポートされ全て戻っており、日足ベースでの下落局面はこの水準付近でのレジスタンスが必須と思われる。これまでを纏めると直近高値32710円、金曜の戻り高値が32490円、32200円、32000円、31840円付近と言う数値が浮かび上がってくる。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
以下は窓の領域
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
33000円
↑
32710円
(直近高値)
↑
32660円
(水曜日中高値)
↑
32490円
(金曜夜間高値)
↑
■32250円
(金曜夜間引け、月足BB+3σ付近)
↓
32200円
(月足BB+3σ)
↓
32080円
(日足5MA)
↓
32000円
(週足BB+2σ。32200円を割れると32000円割れチャレンジへ。32000円割れると売り有利に)
↓
31800円付近
(BB+1σが31840円付近。32000円ラインが売り買いの分かれ目ラインのレンジ上限、31800円~31750円付近が下限となるゾーンがある。)
↓
31750円付近
(ここを割れると恐らく先週の安値を目指す展開へ。)
↓
31600円付近
(週足5MAが31570円。ここを割れれば更に売りが強まり先週安値抜け、更にその下もあり得る。)
↓
31410円
(先週安値)
↓
31360円
(5/23の高値、6/1に見せた上昇時のブレイクラインで先週はこの寸前で切り返した)
↓
31300円
(31280円←→31200円窓埋め開始ライン)
↓
31200円
(31280円←→31200円窓埋めライン)
↓
31000円
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