2023/10/16(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。SQ週は相変わらず恣意的な動きがある事を再認識させられた一週間となった。先々週の金曜日に30900円(この時点の日足5MA)を割れずに上昇→火曜日の日中にそれまでのレンジ高値31200円を一気に突破。全く押し目無く31800円まで上昇。夜間になっても勢いは衰えず31970円まで更に上昇。32000円御突破後もSQを翌日に控えた木曜日に火曜日同様にGUスタートで更にもう一段上に。日中引け直前の10分で160円近い踏み上げがあり32660円を付けた。これで木曜日夜間に32100円を割る所まで暴落と言うSQ前のかなり恣意的な動きを見せた。結局SQ日の金曜日もこれを上回ることなく、32660円が直近高値となった。
この高値の時点で月足5MA(32600円付近)も僅かに超える所まで行き、あれだけしっかり付いた月足陰線を陽転させている。SQ通過後に展開が変わり金曜夜間の引けが31880円となり、「とんぼ」となっているが、30300円まで行き、三万円割れか?という所から全て髭を引かせるほどの戻りを見せている。以前から指摘している通り今年5月に月足レベルでもブレイクをして34000円手前まで上昇→その後フラグ形成で徐々に下落=月足レベルの初押しの位置になっており、強いリバウンドも理解できる。先月の陰線の終値が32020円となっており8月もその領域は下髭となっており、今後32000円以上での推移となるか、月足の下髭を否定する展開になるかを注視したい。
先週の高値が32660円は5MA水準となっており、32000円以上の動きになっても5MA以上の動きになるにはそれなりの要因、パワーが必要になってくると思われる。先月の始値が32590円となっておりやはり32600円前後は高値基準として注視したい。一方同じく先月の終値が31660円でこれは日足レベル等でもここを割れるか否かは重要なラインになってくるので注視したい。
■日経225先物 週足(期近)
先週以上に更にボリンジャーバンドの収縮が進み、いよいよ次への展開が近づいて来ている事が認識できる。5MAが31880円付近、25MAが31950円となっておりどちらに離れて行くかと言う場面。25MAは金曜引け値では割れているが同MAはまだ上向きになっており、上への引力は強く、サポートになり得る可能性まだまだある。やはり32000円以上で推移出来るか否かは一つの基準になりそうだ。逆に32000円付近でレジスタンスが確認されれば金曜夜間の安値31850円を割れ31750円→例の31660円付近を割れを狙って行く展開へ。更にその31660円ラインも割ると先週や火曜日の日中に一気に駆け上がって来た領域なので値が走りそのまま31300円台、31000円割れチャレンジのシナリオも見えてくる。
■日経225先物 日足(期近)
日足も各移動平均線が集約されておりどちらへ向かうか分水嶺を迎えている事が分かる。75MAが32320円付近、25MAが32100円、5MAが32080円となっており5MAはまだ上向きの状態で現在値はこれらすべてのMAを下回っている。週足同様に移動平均線は割れているが5MA(週足は25MA:31950円)はまだ上向きであり、サポートに転じれば週末に見せた展開が変わる可能性は頭に入れて置きたい。10/11(水)の安値が31760円になっておりその前日は31820円→30960円の大陽線になっており、この領域に入ると値が走る可能性がある。日中チャートだと31330円←→31130円まで空いており、31300円でも止まらなければ31100円、31000円チャレンジになるのは容易に想像できる。また31660円附近のラインは9/27~10/2に形成されたレンジ底値となり意識されやすい。逆にここを割れずにサポートされた場合は展開は大きく変わり再び32000円抜けチャレンジへ戻る可能性は十分にある。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
以下は窓の領域 (以下は期近基準と混同あり)
33180円←→33040円(333140円までしか埋まらず)
32780円←→32730円
31330円←→31130円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となり得る価格帯
32780円
(32780円←→32730円の窓埋めあり)
↑
32660円
(先週高値、月足5MA)
↑
32580円付近
(32300円附近からここまでゾーンになっている。32300円以上でリターンすればターゲットはこのライン。)
↑
32400円付近
↑
32270円~32300円付近
(先週32660円に到達した後にこれ以上でサポートされていない。金曜夜間のレジスタンス。抜ければ再び高値チャレンジ。)
↑
32200円付近
(先週の木曜日にブレイクしたライン、ここを抜け32270円付近も抜けると再度直近高値チャレンジへ向かう可能性あり。)
↑
32100円~32150円付近
(日足25MA付近。32000円を超えてもここで頭を抑えられる可能性大。)
↑
32000円
(週足25MAが31950円、日足5MAは32080円付近にあり、これ以上で推移するか否かを判断する重要ラインのひとつ)
↑
■31880円
(先週金曜日夜間引け)
↓
31750円付近
(10/11(水)の安値が21760円。この前日が31820円→30960円の大陽線になっており、この領域に入ると値が走る可能性あり)
↓
31650円付近
(1時間、4時間足で見ると9/28、先週の火曜日に大きく上昇した後のサポートライン。31750円と共に割れると大きく下落する可能性。まずターゲットは31300円。逆に支えられると展開が変わ再び32000円抜けを目指す可能性も秘めているライン。)
↓
31300円付近
(31330円←→31130円の窓埋め開始ライン。ここも通過すれば31100円→31000円割れチャレンジへ向かう。日足BB-1σが31370円付近にあり。)
↓
31100円
(31330円←→31130円の窓埋め)
↓
31000円
↓
30900円
(先々週の金曜日の雇用統計時、NY寄り後にここを割れることなく(当時の日足5MA)上昇を開始したライン。これ以下で推移始まった場合30500円→直近安値の30300円割れチャレンジへ向かうシナリオも。)
↓
30700円付近
↓
30550円~30600円付近
(30300円まで付けてリバウンド→30750円付近を付けた後にこの付近のラインで一気に変われ戻った価格。時間足でも強い下髭を引いている。)
↓
30300円
(直近安値)
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