2023/7/17(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。今日は祝日だが先物の取引はあり。しかし大きな動きは今のところ見られない。先週はSQという事もあり中々恣意的な動きとなったがトレードとしてはチャンスは多くやり易い環境だったと言える。(もちろんトレードスタイル、時間軸によるが)
中々割る事の無かった32000円の強いサポートを水曜日の日中に割れた。
しかしながら先週の安値は同セッションの31760円で、ほぼ日足BB-2σの値。そこを背中に水曜夜間のCPI値の発表を伴って上昇を開始。SQを前日に控えた木曜日中に更に大きくリバウンド。31920円の安値を午前中に付けた後に反発し、結局32540円の引けで大幅上昇となった。この強さなら日足25MA(当時の値で32900円付近)も突破するのではと感じる勢いだった。その夜間も上昇、金曜日中の寄り直後に32850円を付けもう一段上かと思われた瞬間、9:00の寄り付きで一気に板が崩れた。この瞬間多くの先物トレーダーは「やはりSQ上げだったか」を苦笑した人も多かったのでは(笑)と思われる。金曜日中は結局32200円まで下げリバウンド、金曜夜間も32200円附近からレンジで32400円台後半のレンジ形成をして先週の取引を終えている。現在、22:00時点で32250円付近、安値は32080円となっており、金曜日に形成したレンジをやや下抜けしている。
そろそろ今月も後半戦になってくるが、月足はしっかりとした陰線で「重し」が掛かっている状態。ただパーフェクトオーダーであり、BB+2σ(31600円付近)すら割れていない強い状況には変わりない。BB+2σは先週の安値の約100円したとなり、32000円を割れてもこの当たりのサポートがやはり効いている事が認識でき、逆にここを下回っての展開になれば、もう一段下押しが強まって来ると言える。5MAは30650円付近となっている。
■日経225先物 週足(期近)
先週はほぼ十字線となり完全に5MA以下での推移となり、週足の実体が全て5MA(32580円付近)以下になったのは3/20の週以来の事。しっかりと上がって来ているBB+1σが31870円付近となってりサポートとして機能している。5MA(32580円付近)と言うのは金曜日中の下落後にリバウンドした戻り高値付近と重なり、BB+1σ:31870円付近は先週の底値圏と重なっている。月足同様に32000円を割れても底値サポートされることが改めて認識できる。週足ベースではこのどちらに抜けるか、どちらの領域で動くかで明確に取るべきポジションが分かる。各オシレーターを見るとやはり高値圏であることは確か(但し高値圏である事と、下がるという事は別)それ以下の時間軸、短期的には売られすぎている感も出て来ている事からの次の動きが出るまでには時間がかかるシナリオも想定される。
■日経225先物 日足(期近)
BB-2σが31850円付近となっていて先週の底値圏。5MAが32280円付近となっており、金曜日はこの付近をサポートに、今日はここがレジスタンスになりかけている状態。25MAは32900円で先週の高値の50円上。ここは明確に重く「のしかかって」いる。同MAは僅かに下向きになっており、長らく続いたラリーが終わったことを改めて認識できる。またBB-1σ(32380円付近)をよく見ると、これを週足の実体が上回ったのが先週のSQ前の上げの時だけで、それ以外はこれを超えられていない。金曜夜間でもこれを超えて推移は出来ておらず、ここまで戻っても超えらえれない場合、良い戻り売りポイントになり得る。逆にこれ以上での推移が始まれば32500円、週足5MAの32580円抜けが見え、日足25MA近くの先週高値チャレンジが見えてくる可能性がある。
逆に日足5MA以下の推移になり32200円付近が確実にレジスタンスになれば再び32000円割れ、日足BB-2σ:31850円付近、直近安値の31760円割れを目指す。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
以下は窓の領域
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となり得る価格帯
33000円
↑
32950円付近
(日足25MA付近)
↑
32850円付近
(先週のSQ日の高値)
↑
32600円付近
(金曜日中、SQ日の戻り高値、週足5MA付近。これ以上で推移すると先週高値チャレンジ、日足25MAへ向かう可能性。)
↑
32380円付近
(日足BB-1σ付近、SQ前日の日足だけ抜けているが、それ以外過去5日間はここを抜けることが出来ていない。抜ければ32600円チャレンジ、抜けられなければ戻り売りポイントに。)
↑
■32320円
(金曜夜間引け)
↓
32280円付近
(日足5MA)
↓
32200円付近
(このラインでしっかりとしたレジスタンスになっていない。逆にレジスタンスが成立すれば再び32000円割れ、日足BB-2σ:31850円付近、直近安値の31760円割れを目指す)
↓
32000円
↓
31850円
(日足BB-2σ付近、週足BB+1σ付近)
↓
31760円
(先週安値)
↓
31650円
(月足BB+2σ付近)
↓
31400円付近
(6/8の安値が31410円。31600円からここまでゾーンになっている。31800円付近を割れ、このゾーンも割れると展開はかなり変わる。)
↓
31300円付近
(31280円←→31200円の窓埋めあり)
↓
31000円
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