2024/8/26(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。ほぼ大きな動きもなく方向感のない一週間だったが底堅さは変わらず。ただ一方で先々週高値の38140円は超え、38650円まで行ったものの、結果的に2回その水準で抑えられ、それ以上は走る事もなく、買いがこれだけ続いた中でも上値の重さ見せている。

前回のFOMC時の高値は38550円。そこは42500円からの下落後の戻り高値であり(正確には日銀の時の39230円を超えられず戻りが確認された形)、ここから30370円まで下落した起点。今週のパウエル発言までの高値が38650円、そのジャクソンホールでのパウエル発言では38500円付近から始まり最高値で38670円まで行き、38130円下落。大暴落から、リバウンドして、前回の戻り高値まで来たところで足踏みをしている状況。

底堅い状況が続いており、ここを抜ければ39000円、それ以上も見えてきているが、もしここで相場が反転する様なことになれば、リバウンドで一旦は「助かった」連中のセンチメントはかなり悪化していくのは明らか。

既に月内最終週になり、この異様な月足も確定し、いよいろメジャーSQへとなるのでどちらにしろこのままで終わるはずはないと思われる。5MAは38800円で先週高値の僅か上にあり、39000円の大台手間に立ちはだかっている。ここを完全に超えれば状況は変わると思われるが、上記の様に超えられないと、この下髭をどこまで下って行くのか?という相場にもなり兼ねない。

直近3か月の足と先週の高値を比較してみると、以下の様になる。月足ベースでは4月終値から下は全て下髭になっており、実体のない領域。金曜夜間の終値も結局38200円台だった為、この領域を上方向に否定できず、且つ下ってもいけない状況であることが改めて分かる。4月終値をレジスタンにとして確認する事、先週もかなり硬かった38000円を割れることは、ひとつの小さなサインとなり得る。

先週高値:38670円
4月終値:38470円
7月安値:37920円
6月安値:37610円
月足BB+1σ:37450円付近
8月安値:37330円
先週安値:37140円

上抜ければ39000円の大台、8/1高値39090円、前回の日銀の高値39230円がターゲットとなり得る。

■日経225先物 週足(期近)

週足を見ると少し印象は変わり、25MA:38650円付近で抑えられ、5MA上(37150円付近で先週安値レベル)での推移をしており、同MAが追い付いてくれば更なる上昇が期待できる形。5MAとの乖離はまだあり、もう一段上に行くならそれを埋める時間が必要になってくる。先週は大陽線の後の下髭陽線となり上への流れを感じる。先週の陽線は38050円以下が下髭となっており、やはり38000円以下の推移になるか否かはかなり意識されてくると思われる。上はもう言うまでもなく25MA:38650円の突破があるか否か。

突破した場合は月足5MA:38800円、39000円、7/29週の高値39230円(前回の日銀時の高値)、7/22週の始値39770円、同高値40030円(BB+1σ付近でもある)などがあげられる。

また見ての通り週足ベースでは下落時に各底値を割ってからの戻りとなっており、カウント的には第2波と捉えられ、ここで頭を抑えられなければ第3波目になり得る事も頭に入れておきたい。

■日経225先物 日足(期近)

5MA(38190円)でずーっとサポートされ続けている状況で、200MA(37450円)も上回っており底堅さが改めて分かる。75MAは38660円付近にあり先週の高値はここで抑えられている。また一方で25MA(≒週足5MA、37180円付近で先週安値レベル)を見るとまだ下向きであり75MAとの乖離も大きく、このまま更に上へ伸びる形ではない事がより認識できる。やはりここから上に行くには時間が必要になりそうだ。5MAを割って38000円以下での推移になれば200MA(37450円、これは月足で出てきた8月終値でこれ以下は全て下髭の領域)、25MA(37180円)や先週安値37140円付近まで見えてくる。うまく時間を使いながら、更に底値を固めていくのか、ここを頭に、週足第3波となる局面へ入るのか見極める時期に来ている。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

日中、日足窓の位置

42120円←→41960円(41770円 7/12基準)
41060円←→40420円(40410円 7/19基準)
37170円←→36880円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 月足

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

40000円

39650円付近
(39400円付近からのレンジ高値)

39500円

39400円付近
(6月下旬、7月初旬に形成されたレンジ底値、ここから最高値に向かい、7月下旬にここを割れて37300円(前回日銀前までの安値)へ向かったライン。)

39230円
(7/31高値、日銀発表後に付けた高値。ここから暴落が始まった。)

39090円
(8/1高値)

39000円

38800円
(月足5MA付近。高値抜けてもここで抑えられると相場転換になる可能性も残される。)

38660円付近
(先週高値付近、日足75MA。抜ければ39000円抜けチャレンジへ。)

38500円付近
(先週はこのライン以上でサポートされていない。)

■38280円
(金曜夜間終値)

38260円~36400円付近
(史上最高値へ向かう前、その後の下落でこの付近を中心にレジサポを意識した動きになっていたライン。)

38190円
(日足5MA)

38060円付近
(CFDでの日足5MA付近)

38000円

37850円~37800円付近
(先週木曜日の日中の安値が37860円付近で先週の動きでのレジサポになり得るゾーン。これ以下での推移になれば先週安値へ向かう流れになり得る。)

37600円付近
(8/15の夜間での指標での暴騰後にこのラインを割れてもレジスタンスにならず上昇が続いたライン。割れれば更に売り有利に。)

37500円

37450円
(日足200MA、こ月足8月終値でこれ以下は全て下髭の領域。)

37370円
(8/15の夜間での指標で暴騰後のNY時間での押し目。ここを割れると37000円割れ、暴騰前のレンジブレイクライン36850円へ回帰。)

37180円
(日足25MA。37170円←→36880円窓埋め開始ライン。)

37000円

36880円
(37170円←→36880円窓埋めライン。)

36850円
(8/15の夜間での指標で暴騰前のレンジブレイクライン。)

36660円
(暴騰前の安値。)

36550円~36500円
(8/15日中の押し目安値、8/15夜間でのレンジ底値付近。割れれば36200円台、36000円まであり。)

36400円

36360円




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