2023/9/11(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。先週はSQ週と言うこともあり、週の前半は明らかな買われ過ぎの中でも執拗なまでの上げ相場が続き、SQへ向けた恣意的な動きだという事が如実に現れていた。結果的には33000円も超え33300円(CFD、9月限基準で。12月限基準だと33100円)まで木曜日日中に底が到達。そこが先週高値となった。9月限取引が終わる寸前のそのセッションで急に「緩み」だしズルズルと下落開始。同日夜間では32850円(CFD、9月限基準で33080円付近)を背中に更に売り込まれ32560円まで(CFD、9月限基準で32770円付近)売り込まれた。既にこの時点で日足5MAを割っており、よくSQ 通過で更に下落。32290円まで付け、その翌夜間でそこを僅かに割り日足MAのタッチ、32260円(CFD、9月限基準で32480円付近)を付けそこが先週安値となった。そこからリバウンドをして32510円で金曜夜間は引けているが、そこは月足5MA(32480円付近)でもあり現時点ではサポートが効いている領域と重なる。

先月の終値が33300円(CFD、9月限基準で33550円付近)となっておりこの下は先月のリバウンドで引いた下髭の領域となる。5MAを割れ、それ以下で推移すると今年の3月、もしくは1月以来となりゲームチェンジになり、更なる下落を呼ぶ可能性が見えてくる。ただもう少し長い目で見れば今年5月に月足レベルのブレイクアウトを起こし高値をしっかり更新、その後の下落局面という事もありブレイク後の初押しと言う場面でもある事はしっかりと頭に入れて置きたい。BB+2σも32900円付近にありここも超えられないと完全にBBのバンドウォークは終焉となり、一つ下のレベルでの推移へと移行する。

■日経225先物 週足(期近)

20MA(31930円)のサポートを受けながら推移してきたが。リバウンドは強くなく、先週のSQ木曜の下げで上髭陰線を付けている事が認識できる。BB+1σ:33090円を超えることなく終わっているが、5MA(32150円付近)にはタッチはしていない。

金曜引け値が32150円、月足5MAが32480円、先週安値が32260円、週足32150円付近、週足20MAが31930円となっており重要なポイントが浮かんでくる、金曜夜間の高値32560円を超えずに下落し直近安値の32260円を目指す展開になれば週足5MAへ(32150円付近)→32000円、週足20MAが31930円と言う流れが見えて来ており、更にそこ水準も割ると更なる下押し展開へとなり大きな下落につながる可能性も出て来る。

■日経225先物 日足(期近)

先ほども出て来た先週安値の32260円は日足25MAの水準でサポートを受けたラインだという事が新たに認識できる。やはりここを割れると日足水準でもゲームチェンジになり得ることが分かり、8/29、8/30、8/31のそれぞれの安値が32110円、32140円、32200円となっており、週足5MAなどの重要ポイントとも重なって来る。(さらにその下はBB-1σが31800円付近、BB-2σが31300円付近となっている。)

25MAが32260円の先週安値と同レベル、75MAが32500円で月足5MAと同じ水準。5MAは32800円付近となっており、これは下落が始まった木曜午後の戻り高値の水準と重なる。

上目線であればまず金曜夜間の高値32560円以上での推移、金曜日中の寄り高値である32700円~32750円付近を超え、5MAの32800円以上に行く必要が出て来る。もちろんこの水準まで来て日足5MAにタッチするタイミングがあれば絶好の戻り売りポイントにもなり得るのでしっかりと注視したい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域 (以下は期近基準とする)

33080円←→33020円
32980円←→32760円
31860円←→31830円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯(括弧内はCFD、9月限基準)


33250円~33300円付近(33500円~33550円付近)
(この近辺も今年の上昇ラリー時、6月~7月にかけて4,5度ほど抑えられている。(4時間足))

33230円(33470円)
(8/1高値)

33160円(33390円)
(8/2高値。ここから32360円まで付けた大陰線の高値で先週ここを超えることは出来なかった。)

33110円(33360円付近)
(先週高値)

33000円(33250円付近)
(木曜日中の戻り高値。)

32850円(33100円付近)
(木曜夜間の戻り高値。日足5MA上になるのでこれ以上で推移すると33000円超えチャレンジに向かう。)

32700円~32750円付近(32950円~33000円付近)
(金曜日中の寄りで高値を付けた領域。この上に日足5MAが待ち構えおり金曜夜間高値の32560円を超えここを目指しても、戻り売りポイントになり得る。)

■32510円
(先週、金曜夜間引け値)

32400円~32450円付近
(ここを割れると直近安値32260円を目指す展開に、月足5MAが31480円にありここでのサポ―トが無くなると下落が強まる。)

32260円
(先週安値。日足75MA。この領域はCFD基準で長期間意識されている32550円→32300円のレンジ内に入る所。この領域で下に動くと32050円付近(CFD,9月限基準で32300円)へ向かう)

32150円
(週足5MA付近)

32050円付近
(日足25MA付近。32050円が33300円→32050円のレンジ(CFD,9月限基準32550円→32300円)の安値。)

32000円

31930円
(週足20MA。ここでのサポートが効くか否かでかなり展開は変わる。割れれば更に売りが強まる。8/26の大陽線が31360円~31960円にあり、この近辺を割ると引っ掛かりがなく値幅が出る可能性がある領域に入る。)

31800円(32050円付近)
(日足BB-1σ)

31600円~31500円付近(31850円~31750円付近)
(31600円~31500円付近まで長い時間足が多く見られる領域。)

31390円付近

(8/28安値。)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?