2023/9/25(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。FOMCを通じて今まで見せた強さをあざ笑う様に大きく下落した。先週もここで「恣意的な強さ」である可能性を指摘したが、やはりそれが結果的には正解となった。
火曜日の夜間に33170円を付けこれが先週の高値。ここから翌日中セッションにようやく33000円を割り込み32780円の安値を付ける。ここから水曜日の夜間に行われるFOMCの政策発表へ向け戻りが始まり、日足5MA手前の33060円付近までリバウンド。この値は水曜日日中に付けた戻り高値の水準と同じライン。結局FOMCの政策発表の後もこれを超えることなく徐々に下落しブレイク。更にこのままズルズルと下げ続け、32780円の安値も割れる。このまま木曜日夜間、金曜日中の寄り後まで下げ続け、31940円の安値を付け実質一日でFOMC時の高値からほぼぴったり1000円幅を取って来た。
翌日中は日銀の政策発表がありそこから戻りとなり33420円が戻り高値、金曜夜間の引けは32280円となっている。
月足5MAは32430円となっており、ようやく5MAを割り込んで来ている状況。まだ上向きであることから同水準への戻りを試す場面は見られる可能性は考えられるが、これ以下での推移が続くと月足レベルでのゲームチェンジになり得る。先月の月足の終わり値は32610円となっておりそれ以下は下髭。もし月内の残り、翌月も弱い展開が続き5MAを超えられず、超えても先月の月足の終わり値は32610円も超えることが無い場合、この下髭をなぞる様に下落する展開が十分に考えられる。7月の安値が31760円、先月の安値が31230円となっている。
■日経225先物 週足(期近)
この画像の中期移動平均線は25MAだが20MAは現在の引け値とほぼ同じとなる32280円付近、5MAは32590円となっている。25MAは31590円。
20MAはしっかりと上昇して来ており、約6週連続でその水準に沿う様に動いてきたが、いよいよそれが崩れるか否かと言う場面に来ている。20MA基準ではボリンジャーバンドがかなり収縮しており次のフェイズが迫って来てることが分かる。ここを割れて動き出すことが上位足になる週足レベルではどの様な意味になるのかを頭に入れシナリオを組み立てて行きたい。
5MAは32590円となっており前出の8月の月足終値とほぼ同値と分かる。やはり更なる戻りを試してきた場合、重要ポイントとなりそうだ。そこから丁度1000円下に25MA(31590円)が控えている。
週明けまずは金曜夜間の高値ラインである32400円を超えて来るか、超えても32600円での動きを注視。その戻りもなく下落が始まればこのまま再び32000円割れチャレンジへ向かう。
■日経225先物 日足(期近)
綺麗にWトップ形成、ネックライン割れで下髭を引いて戻り→ネックライン試しという場面であることが認識出来る。細かく言えば、日足5MAが32578円、25MAが32555円、75MAが32628円となっており短期~長期までほぼ同値居る事が分かる。ここから各MAがどちらかに拡散して行くことで大きな「うねり」が来る寸前であることは言うまでもない。やはり月足、週足でも言った通り32500円台後半に重要ポイントが詰まっており、ここに当たれば絶好の売り場になり得ることが分かる。ボリンジャーバンド超期間のレンジから更にシュリンクが始まっておりここでも次への動きへ移行することを示唆している。上目線では最低限上記の価格以上で推移しない限り厳しい状況。下目線では32000円、直近安値の31940円などがあり、BB-1σが32120円、BB-2σが31680円付近となっている。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
以下は窓の領域 (以下は期近基準と混同あり)
33180円←→33040円(333140円までしか埋まらず)
32350円←→32330円
32780円←→32730円
31860円←→31830円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となり得る価格帯
32780円
(先週火曜日日中に付けた安値。これ以上で推移すれば全戻しへ。33000円チャレンジ)
↑
32730円
(木曜日中の高値、ここから2850円まで日中5分足でギャップが空いている。)
↑
32610円
(8月の月足終値)
↑
32550円
(この付近に日足の短期~長期MA、週足5MAが収縮している価格帯。32400円を超えてもここで跳ね返されると絶好の戻り売りポイントとなり得る。これ以上で推移し、サポート&リターンすれば展開は変わる。)
↑
32500円
↑
32400円
(金曜夜間の高値)
↑
■32280円
(先週、金曜夜間引け値。32350円←→32330円の窓あり。週足20MA上であり割れて推移するとゲームチェンジに。)
↓
32250円
(ここを割れて推移すれば再び32000円割れチャレンジへ。)
↓
32080円
(木曜夜間の安値。日足BB-1σが32120円に。32000円到達する前にサポートとなり得るがそのまま通過し32000円を割れれば更なる安値の領域へ)
↓
32000円
↓
31940円
(先週安値)
↓
31800円付近
(4時間足で過去何度もレジサポが機能しているライン。ここで止まらなければ31700円、31500円のレベルが見えてくる。7月安値が31760円。
この当たりから31600円、31550円付近まで時間足等で値幅が出ている足がが多く見られ値が走りやすい可能性も。)
↓
31600円
(31800円附近から値幅で安い領域であり、31600円~31500円付近まで安値サポートゾーンとして過去機能している領域。日足BB-2σが31680円付近。週足25MAは31590円にありしっかりと上がって来ている為サポートになる可能性。)
↓
31500円
↓
31390円
(8/25に31970円~31320円まで陰線、翌日に31390円~31960円まで陽線を付けた安値付近。32000円を割れ、走ればここまで来る可能性も十分にあり。)
↓
31300円
(ここから31100円付近まで底値のサポートゾーンとして機能している領域。)
↓
31100円
↓
31000円
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