2023/4/17(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。先週の5日間は全て陽線で上昇し続けた一週間となり、SQ週を絡めたダイナミックな動きとなった。結局28300円から下落し、27400円~27500円附近の日足25MAで止まり、レンジ高値の27700円付近をブレイクし上昇を続けた。
月足5MAは27450円付近、25MAは27750円付近となっている。25MAは先週まで頭を抑えられていた領域であり、月足レベルでも節目を突破することになり、その勢いの意味も頷ける。ちなみに先週までの月足は陰線で以下の様な状態。
※先週の月足の状態
これで(現時点では)月足4本連続陽線と言う非常に強い展開。過去1年ほど2本陽線→大陰線というパターンから遂に抜け出す展開になって来ており、1年以上続く月足レンジ突破も期待される展開が見えて来ている。ボリンジャーバンドも過去例がないくら収縮状態になっており、どちらか抜けた方に大きく動くことが示唆されている。
先週の高値は28580円で金曜夜間も引けは28520円。先月の高値の28730円(これは期近基準、6月限に限れば27480円が高値なので既に抜けている)に迫る勢いで、BB+1σの28700円付近と重なっている。ここを抜け切れば、月足レベルでかなりのインパクトがあることは明白。
但し短期的には、SQの動きを絡め異常な勢いで上がって来ている為、かなり過熱して来ている事からここで叩かれ一旦調整、下落に転じる可能性は十分にある。まず28580円(期近チャートの日中窓埋めラインが28560円だった)の先週高値を超えるか否か。同日足の高値が28730円となっている為、これら付近での動きを注視してから判断しても良い場面と思われる。
またここ1年間、28150円付近以上で月足は全て上髭になっており、すでにそれを否定する勢いで来ている。月内でそれを維持できるか否か、再び過去の状態を踏襲するのかにも注視したい。
これはあくまで個人的なバイアスの掛かった印象ではあるが、中長期目線ではこの上げ、強い相場にはかなり懐疑的な部分を多く持っており、強烈な違和感を感じている。
■日経225先物 週足(期近)
週足は各MAの位置はパーフェクトオーダーになっており、強い相場を再度確認できる。収縮状態のボリンジャーバンドも徐々にエクスパンドに向かいつつある様に見える。75MA、25MAが27400円付近で上昇前のレンジ底値と重なる。5MAは27950円にあり28000円付近でサポートが効きそうな状態。
3/6週の上髭部分を登って来ており、前出の28730円を目指す展開になっている。BB+2σは28900円付近となっている。
■日経225先物 日足(期近)
BB+2σが28650円付近にあり既に、それに迫る位置にいる。またボリンジャーバンドも更に上昇する形になりつつある様に見える。が、バンド自体はスクイーズ状態ではなく、このまま更にエクスパンドに向かうにはかなりのパワーが必要になってくると思われる。
期近チャートでは28730円が3月の高値だが、6月限では28480円、昨年9/24の高値が28470円、11/24の高値が28500円、12/1の高値が28490円と、過去何度も抑えられてきている領域であることは改めて認識して置きたい。またRSIも、現時点では3月高値と比べるとダイバージェンス状態になっている。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)
29090円←→29170円
28790円←→28890円
28510円←→28210円(月曜日28510円以上で寄った場合は三空に)
28300円(28560円:6月限)←→28190円(三空:下落時)
※日中ではまだ28560円は埋まっていない。
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
日経VIは再び底値定着領域へ。
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今度節目となり得る価格帯(期近基準)
先週の動きから見る書く重要ライン(15分足)
29200円付近
(昨年8/17の高値ライン)
↑
29000円
↑
28900円付近
(週足BB+2σ)
↑
28730円
(期近チャートでの直近3/9の高値)
↑
28650円
(日足BB+2σ付近)
↑
28580円
(先週高値)
↑
28560円
(期近チャートでの窓埋めライン)
↑
■28520円
(金曜夜間引け値。28510円←→28210円窓埋めあり。)
↓
28320円
(金曜日中安値、夜間安値で2度サポートを受けたライン。直近高値の28580円を抜けきらなかった場合、再びここを試す可能性。ここを割れると28000円へ向かう可能性。日足5MAがこの辺りまで上がってくると思われる。)
↓
28240円
(先週のCPI時に更け上がった高値。日足5MAライン。28510円←→28210円窓埋めあり。)
↓
28120円
(先週木曜夜間の押し目安値、CPI発表前のレンジ高値)。28320円を割れればターゲットはここと、28000円割れチャレンジへ。
↓
28000円
(現時点での週足5MA付近)
↓
27850円~27900円付近
(27700円をレンジブレイクして押し目を付けたライン。ここから28500円台まで一気に登った。28000円を割れ、ここを割れると完全に相場は反転すると思われるライン。27850円←→27740円の窓埋めあり。)
↓
27700円付近
(今回の上昇が始まったレンジブレイクライン。27850円←→27740円の窓埋めあり。)
↓
27500円付近
(日足25MAが27560円付近)
↓
27400円付近
(上昇前のレンジ底値ライン付近。週足25MA、75MA付近。)
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