改良版GMMAでFX相場の利益を取りやすい相場を明確にする分析手法
移動平均線は有名なテクニカル分析の指標ですが、
利益の取りやすい相場を明確にする手法をマスターしていますか?
トレンド相場とレンジ相場の違いを直感的に理解する
「トレンド相場」と「レンジ相場」には
それぞれ、明確な特徴の違いがあります。
今回は、その特徴の違いを直感的に判断できる、
GMMAを改良した、虹色の移動平均線の
TradingViewのインジケーターの使い方を解説します。
そのインジケーターは、
移動平均線の虹を表示して分析ができる、
「RAINBARS」というインジケーターになります。
利益の取りやすい相場を明確にする、移動平均線の虹の使い方
これが、「RAINBARS」というインジケーターを使って、
「移動平均線の虹」を表示した改良版GMMAの
TradingViewのチャートです。
この移動平均線の虹は、
34本の単純移動平均線を使用して描いています。
具体的にどのように分析するのかを
イメージするために、
実際に分析を行った時の例を見てみましょう。
<トレンド相場>
・虹がきれいな直線で層状の形
・虹の幅の大きさが大きく広がる
・色の並び順が基本的に変わらない
<レンジ相場>
・虹が網目状に、複雑に絡まっている
・虹の幅の大きさが小さく、狭い状態になる
・ローソク足が虹を上下に何度も行き来する
・色の並び順が何度も変化する
<トレンド転換・トレンドの調整期>
・虹が直線の形の部分と網目状の部分が混ざる
・虹の幅の大きさの変化が激しくなる
・色の並び順は途中までの一部だけが変化する
これらの特徴は基本的に、
通常の移動平均線と同じです。
通常の移動平均線の特徴と比べてみましょう。
「トレンド相場」と「レンジ相場」の特徴
<安定したトレンド相場の時の移動平均線の特徴>
・ローソク足と移動平均線が徐々に離れていく
・複数の移動平均線の間の間隔が徐々に広がる
・トレンド発生時に移動平均線が交差した後は交差しない
・移動平均線の角度が急激に変化せず、ほとんど一定の状態を維持
<レンジ相場の時の移動平均線の特徴>
・ローソク足と移動平均線がほぼ同じ値を維持
・複数の移動平均線の間の間隔の狭い状態が継続
・ローソク足数本ごとに何度も移動平均線が交差する
・ローソク足の角度が短期間に何度も急激に変化する
通常の移動平均線で分析した場合に、
「トレンド相場」と「レンジ相場」で
上記のような特徴が表れやすい傾向があります。
「RAINBARS」というインジケーターで表示した
改良版のGMMAで表れる特徴は、
通常の移動平均線の特徴を
「ダマシが少なくなりやすい表現に言い換えたもの」です。
移動平均線の虹を使って分析するメリット
TradingViewのチャートでRAINBARSを用いて
移動平均線の虹を表示して分析することで
同時の大量の移動平均線で分析した時の
トレンドの有無や強弱などの情報や
ゴールデンクロスやデッドクロスなどのサインを
一目で判断することが可能になります。
通常、移動平均線を大量に
表示すると、チャートが見づらくなるため、
3本くらいまでしか表示しません。
しかし、今回紹介したインジケーターを使うことで
そのような弱点を気にせずに分析することができます。