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南米脱出劇!そのニ。

恋人宅に居候して臥せっている。2月と3月は臥せってばかりいる。じりじりと体調不良が治らない。迷惑をかけた人・お世話になった人には、とびきりのお返しができるようになりたいのだけど…。

とにかく、日記の続き。

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世界一周41日目?
エクアドル、クエンカ。

前回の日記に書き損なっていたが、エクアドルで活動していた友人Yから「これから南米はどんどん国境閉めるかもよ」な連絡をもらった後、私はウユニ塩湖を諦めることを決めていた。

とりあえず、チクラヨ(ペルー)まで移動したら、そこからすぐ飛行機で東欧に飛ぼう!と以下のチケットを取っていたのだ。

・チクラヨ→リマ→サンパウロ→マドリード
・マドリード→アテネ→トビリシ

そもそもマドリード挟んでるのがリスキーすぎるのだが…ペルーの国境が閉まったことで、この作戦は水泡に帰した。

そんな中、再び友人Yから連絡。
エクアドル、国外のみでなく国内での移動にも制限がかかり始める、とのこと。

おおおお…どんどん使える手札が減るぜぇ…!
 
よし、作戦Bへ移行しよう。
お金はないが、まずは一刻も早くキトに飛んだほうがいい。バスでキトまで移動するには10時間ほどかかるけど、その時間をかけている間に、エクアドルから出ていく飛行機はどんどん減ってしまうかもしれない。

そう考えた私は、また新しい航空券を確保した。

クエンカ→キト→パリ→マドリード
(前に取ってたトビリシ行きのチケットはそのまま使おうという作戦)

クエンカ発キト着の便は翌日朝のものだったけど、早めに空港に行って動向を探ったほうがいいと判断し、夕方頃宿を出発し、空港に向かった。

空港に着いてからも、ひたすら情報集め。ヨーロッパの状況は、どんどん悪くなっているらしい。というか、え…?

EUは、3月17日の会議で、30日の入域を原則禁止とする予定
(ネットで読んだニュースの概略)

で、で、ですよねー…。

私がパリに着く予定なのは、3月18日。
その便がキトを出るのは3月17日だから、もしかしたら(コネクションだという理由で)通れるかもしれない、けど。

飛行機飛ぶだけ飛んで、入国はだめだよ!ってなったら、それこそどうすんの…?

シャルル・ド・ゴールで缶詰になんの…?


もう、ヨーロッパはだめだ…。
トビリシ、諦めよう。
この先どうしたらいいか全然わからないけど、とにかく日本に帰ろう。

他の旅人さんが、メキシコまで抜ければ日本に帰りやすいかもって言ってたから、まずはとにかく、メキシコを目指そう!

こうして私は、翌朝のクエンカ→キト便も捨てて、夕方にキトへ向かうチケットを取り、明朝のキト→ボゴタ→カンクン行きチケットも、新しく予約したのだった。早くも作戦Cに至ってますけど…。

(つづく)

【クエンカ街歩きの続き】

晴れた日のクエンカは写真映えする。

美術館に行ったら、文化・アート・スポーツなどの活動もコロナウイルスの影響で一時的に停止するとの貼り紙。

教会にも、カテケシス(ググったら、「教会教育」という意味らしいことがわかった)がキャンセルになったことを示す貼り紙。

お店の真ん中に売られている、大きな果物?がなんなのか気になった。

【ごはんのコーナーその2】
クエンカで食べたものを雑に紹介するコーナー。前回市場で食べたものの話をしたので、今日は市場以外で食べたもの。

友人Yおすすめのお店、GODICA。チョコレート屋さん。

チョコチップクッキー、0.65?0.75?ドル。ちゃんとあっためてくれて嬉しい。クエンカにはパン屋さんもたくさんあって、パン屋さんにあるクッキーもおいしい。しっかりしたクッキー、好き。

ちなみにパンの写真はあまり撮らなかったけど、シンプルなパンなら0.15ドルくらいで買えたと思う。私はあまーいパンが好きなので、もう少し高めのを買って食べてたけど。

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クエンカで極めて不思議なのは、レストランで食べても市場で食べるのとあんまり料金が変わらないことだ。

以下は、EL TUNELというおしゃれなレストランで食べたもの。ALMUERZO(アルムエルソ、ランチのこと)はたしか2.99ドルとか。

微妙に遠くから撮って中途半端な写真。ここで飲んだブラックベリーのジュースがおいしかったから、市場でもブラックベリーのジュースを飲んだ。
左にあるのはCHOCLOチョクロという大きいとうもろこし。私はとうもろこしアレルギーがあるから避けたんだけど、そうじゃなかったら食べてみたかった…もちもちしてるらしい。

エクアドル、とにかく揚げた芋を食べる文化だ。スープの味はいつもちょうどいい。

しかしメインはいつも微妙にしょぼいのだ…なぜなんだ…。ペルーのロモサルタードみたいに、「う、うまーー!」となるヒットはなかった。米が多い。付け合せにはまたチョクロがついている。

フルーツポンチもつけてくれるのは嬉しかった。

ここからは、また別のお店のアルムエルソ。セットで3ドルだったかな。

スープとジュース。スープには大根みたいなのとわかめみたいなのが入っていて、味噌汁?と思った。でも味付けはバターだと思う。ほっとした。ジュースはオレンジだったかな。

何回も言うが、メインはしょぼい。わずかな豚肉…そしてまた付け合せはチョクロ(食べられない)。外食だと、たくさん野菜を食べるのが難しい。
しかしこのお店のデザート(左)がすっごくおいしかった!バナナ味で、食感はデーツみたいなケーキ。これはまた食べたいけど、なんていうのかわからないから探せないなあ…!

これはまた別の日のランチ。赤と白のミックスセビーチェ。たしか2ドル弱。

エクアドルのセビーチェって、他の国で食べるセビーチェと違うので面白い。他の国だと、刺身をライムで締めてるイメージだけど、ここではスープっぽい仕上がりで香付けにライムを絞る、って感じ。

白身魚がほろほろで、優しい味でおいしい。やはり、がつんとうまい!って感じでなく、素朴。右にあるのは揚げた芋なのか、あるいはバナナなのか?(エクアドルではバナナが芋みたいに使われてたりもするので、不明)

ライムを絞る道具は食堂でも見たからよく使われているのかも。レモネードもおいしかった。

これはクエンカに到着した日にバスターミナルで食べた、SECO DE CARNE セコ・デ・カルネ。地球の歩き方によれば、SECOっていうのは玉ねぎとかトマト、ビールで煮込んだ料理らしい。味はすごく好き。ただこれ一食だと物足りない。2,3ドルだったと思う。

何日目かの夜、例によって中華料理も食べた。これはハーフサイズで5.5ドルとかだった麺なんだけど、ハーフサイズとは思えないボリュームだった。1/4でよかったな。味は、惜しい感じ。中華料理はほんとにおいしいやつを知ってしまってることもあり、南米で「うまーー」と思えるのには出会えなかったな。

このときにはもう持ち帰りじゃないとだめ(店内では食べられない)って言ってるお店が多くて、この中華料理屋さんもそうだった。

ちなみに、クエンカは夜でも街が歩けるくらい治安がいいと言われていたので、持ち帰りにした麺は川近くの公園で食べた。夜は竹馬ででっかくなってるピエロが道を歩いていたり、通りで音楽を奏でている人がいたりしてよかったんだけど、もうだいぶ旅に疲れちゃってまっさらな心で楽しむことはできなかったな。

しかし、帰国する途中の便で会ったマレーシア人の人は、クエンカで強盗に遭ってスマホもカードも奪われて顔を踏みつけられたりしたと言っていたから、どこでも油断し切るのはやはりよくない。

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けそ
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