女の人にあげるものはタイプ別に選ぼうぞ
比較的、人にあげるものについて真剣に考えて選ぶ方だと思うので、考えていることをまとめてみようと思う。一番機会の多い、同世代(30前後)の女性を対象としたギフト選びについて。
女の人にあげるプレゼントを考えることは、難しい。前にも少し書いたことがあるけど、「かわいい」のツボが人によって違いすぎるからだ。
(男の人にあげるプレゼントも難しいけど、そんなに選ぶ機会がない)
どれくらい功を奏しているは不明であるが、最近は私の方針と好み、その人の想定される好みの一致する場所にあるものを、プレゼントとしている。
プレゼントを考えるにあたっての、最近の私の方針
○自分ではもったいなくて買わないけど、使えたら嬉しいもの。
例えばいいシャンプーとか、「もらえるなら使いたい高級なもの」にすると、相手にめちゃめちゃ気を遣わせることもなく、贅沢な気持ちをプレゼントできる気がする。
○その人のプランBのためではないもの。
例えば、初めて一人暮らしをする人には、よいオリーブオイルとか贈りたくなると思う(というかそういうものをかつてはよく買っていた)。しかしこれはギャンブルな気がしてきた。その人がそっちのプランに足を踏み入れるかどうか不明なものは、お蔵入りになる可能性も高いからだ。
なるべく、会話の中でその人が関心を持っていることが確かめられているものを贈るようにしている。せっかく贈るなら、確実に使ってもらえるものを買いたい。
○なくなるものか、嵩張らないもの。
共同購入の場合や自分と持ち物の趣味が同じと思える人でない限りは、これらを買うことにしている。
好みでないのに邪魔になってしまったら、ひたすら申し訳ないからだ。
どんなにときめかなくても、使わなくなっても、やっぱり人にもらったものは処分しにくいと思う。嵩張らなければ、捨てられなくても少しは相手の負担を減らせるかなと思う。
○相手が「だいぶ好きそう」なもの。「大好き」なものにはしない。
すごく好きなものにはこだわりがあるはずで、ツボを外しやすいのでなるべく踏み入れない。その人は既にいろいろ持ってるはずだし。例えばメイクマニアには化粧品を買わない。その人のサブの趣味みたいなものの中から、選ぶ。
大好きなものを買うときには、相手に直接ほしいものを聞く(こうすると意外な嬉しさは減るので、基本的にはそうしないが)。
○他の人からもらわなそうなもの。
例えばハンドクリームなら、サボンとかロクシタンとか、みんな好きだと思うし使いやすいとも思うけど、やや「ときめき」が薄い(いや、嬉しいんですけどね)。
プレゼントは、「この人が、私のために選んでくれた感ある…!」という気持ちをお届けしてなんぼだと思っているので、それに合致しそうなものを一生懸命探す(たまに定番も買うが)。値段が曖昧になるという効果もある(いくらくらいのものか、相手にバレるのはなんだか気まずい)
○可能であれば季節感のあるもの(少し先取りがよい)。
前述の内容とやや重なるが、今の時期だからこれ!というセレクトにすることで、一層その人の誕生日を特別な日として扱えるような気がする。
初夏なら冷たい色のものにするとか、日焼け止めにするとか。
好みを想定する4タイプ
自分と違うテイストを好む人にプレゼントを買うのは難しい。しかし、「自分と違うテイストを好む人だ」という意識を持って選ぶことは、何か意味を持つと信じている(これを意識してないか、完全に考えないことにしてる人がすごく多いように感じている)。
もちろんもっといろんなグラデーションがあるし、複数テイスト混合型を好む人もいると思うが、私が意識しているテイストの好みの類型を言語化すると大体以下のようになる。
①ロマンチック
カーディガンであれば、真珠風ボタンのものとか、薄紫のものとかを着そうな人がこの型。花柄を抵抗なく持ち物に取り入れている人。
旅行先ならパリとかを選びそうな人。
(余談だが、男女問わず、「女の人はみんなこの線が好き」だと考えてる人がいるなと思う。そんなことはない)
②スモーキー
カーディガンだったら地味な色だけど変わった形のを着たりしそうな人がこの型。(私は基本的にこの線を好むので、こちらの方向の人にプレゼントを選ぶのはあんまり悩まなくて楽しい)
旅行先ならマラケシュとかを選びそうな人。
ミュージアムショップで探すとちょうどいいものがみつかりやすいように思う(例えば渋谷Bunkamura併設のところとか最高)。
③ぱきっと
ホットピンクのカーディガンとか着そうな人がこの型(筆箱とかメガネケースがそういう色の場合もあるぞ)。ごつめのスニーカーも割と履くタイプの人。
旅行先ならバリとかを選びそうな人。
④アイボリー
もっともニュートラルなタイプ(まったくの偏見だが、このタイプの人は結婚が早い気がする)。あんまり高いヒールは履かない、きれいな色は着るけど激しい色は着ない。
旅行先ならソウルとかを選びそうな人。
タイプごとにこれを買うなら
それぞれのタイプの人にちょっとしたプレゼントを買うなら、こういうのにするかな…というのを選んでた。
□ハンカチ編
このあいだ銀座で見かけてかわいいなあと思ったお店、swimmieのオンラインショップからセレクトしてみる。
①ロマンチック
※ガーリーなものを選ぶのがよいが、デザインが整いすぎた花柄等を選ぶと、やたら落ち着いてしまい、フレッシュ感が失われるので注意。
②スモーキー
※一見シンプルに見えて、変わった色合わせであるところがポイント。
③ぱきっと
※彩度が高い色がたくさん使われているとちょっと大人は使いづらそう。きれいな色を、色数を抑えて使っているのがよいかな。
④アイボリー
※かわいいけど、①よりもやや甘さ控えめのデザインを選ぶとちょうどいい気がする。レースが多いとかは甘すぎるので避ける。
□ハンドクリーム編
①ロマンチック
→レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
(写真はSPUR.jpより)
※ハンドクリームはその役割のフェミニン感(?)からか、パッケージがこのタイプ向けのが多い。でものっぺりピンクにふんわりしたロゴ載ってるだけ…とかのだといまいち特別感が出ない。このブランドのパッケージはちょうどいいと思う。
②スモーキー
→Shiro
(写真は公式サイトより)
※ここの商品は、さりげなーくいい香りがするのでプレゼントに向いている。なんとなく和のコンセプト感もあるので、和のイメージの人(着付習ってるとか)のプレゼントにするのにもいいかも。
③ぱきっと
→HARNN
(写真はなぜかゼクシィ内祝いのサイトより)
※タイのブランド。なんとなくこのタイプはヨガをやってる人が多い気がする(それは偏見だよ)。エキゾチックな香りが好きな人ならおすすめ。
④アイボリー
→AUX PARADIS
(写真は公式サイトより)
※季節外れ&このお店はやや定番化しつつあるけど、大好きな商品なので紹介。
キンモクセイのとってもいい香りがする。夏の終わりから販売が始まるので、9月に使うのがおしゃれな気がする。クリームもしっとりして使いやすい。人にもらったハンドクリームが山ほど家にあるのに、どうしても時々買ってしまうほど。
…ハンドクリームに至ってはあんまり違いが出なかったが、なにか少しでも伝わるところがあれば私は嬉しい。
おまけ
よいギフトを買うための情報収集に、SPURのLINEアカウントを愛用している。毎日22時くらいに何かしらのニュースが送られてくるのだけど、しばしば素敵そうな新商品の情報も送付されてくるので、興味があればそこからSPURのサイトに飛んで、よさそうなものはスクショして情報をストックしておく。季節先取りで、パッケージがかわいく、新鮮味があり、使い心地のいいものを教えてくれるので、便利だ。SPURで紹介されている服はデザインもお値段も上級者向けだが、化粧品やお菓子については、買おうと思えば買えるものが紹介されているのもよい。
さらにギフトには関係ないけれど、そしてもう終わってしまったのだけど、前編集長・山崎さんの「ファッション横滑り」というコラムがすごく好きで、ひそかに楽しみにしていた。ファッションに絡めて本や映画の話をされてて、夏の日差しみたいになんとなく寂しくて素敵。おすすめです。↓特に好きな記事。
https://spur.hpplus.jp/fashion/andotherstories/201606/30/JEYjICY/
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