VR用アバター、Tシャツデザインに便利
ぼくは以前住んでいた竹の台(神戸市西区)の地域活動で、デザインのお手伝いを今も続けています。
その仕事の中で、Tシャツやパーカーへ印刷をするデザイン業務が時々あるんだよね。
今年は地域のキャラクター「タケくん」が生まれて15周年ということもあって、ピンバッジやウインドブレーカーを作ることになりました。
ウエアプリントってものは、印刷自体は平面なんだけど、中に人間が入るから、結局は立体的な見え方を考える必要があって、そんなの都合よくわかるわけもなく、いつも悩んでいます。
今回は肩にマークを刷りたくて、その肩のプリントと、背中のプリントに何か連続性のある意匠をいれたかったのね。そうすれば、印刷する箇所以上に全体の印象が大きく変わるっていう狙いです。それには印刷する位置をmm単位調整ですごい神経を使う。けど結局これって着てみないとわかんないんだよね。
で、今回はひらめいた!
最近ちょくちょく触っているVRoid Studioでさくっとウエアのデザインをして、VR用のアバターにプリントした衣装を着せて3Dで位置調整をしてみました。
いいよ これ!
立体的なレイアウトがすごくよく分かる。
特に、ロゴの中の矢印は正面から見たときに外側にした方がいいよネ!とか、キャラクターの顔が正面から見えるように少し前の方にずらした方が良いかも!?とか、こういうのって、アバターに着せてみないと絶対気が付かなかったわ。
そして、もう1点良かったのは、実際にサンプルが納品された後で、試着して確認するときでした。
ぼくが直接に実物を見れない(サンプルが納品された竹の台は、私の家からけっこう離れている)ため、試着した写真を撮って送ってもらったのだけど、その時アバターのスクリーンショットを見せれば、どんな写真を撮ってもらうかを説明する必要がないのよ。
これは驚いた!
みんなひと目でVRoid Studio「男性アニメーション・待機6」のファイティングポーズを取ってくれる。
これが肩と背中の印刷の連続性を確認できるショットなんです。
今まではこういうときには文章を書いて説明していたんだけど、アバターが服を着てポーズをつけていると本当に早いよね。
というわけで、3Dアバター技術って、ゲームやエンターテインメント以外でも役に立つねっていう話でした。こういうのも、DX(Digital Transformation)っていって良いんじゃないかなぁ〜と思うんだよね。
ウエアプリントについては、うちではいつも静岡のシルクマスターさんにお世話になっています。いつもありがとうございます。
VRoid Studioはこちらから。恐ろしいことに無料です。
作ったアバターはVRoid Hubで公開ができますよ。八箱のアバターも見てね!
こんな感じで、ぼくが関わっているデザインについて、このnoteで紹介して行く予定