新卒が下宿を探すときの参考に
早いもので、もう2月。
内定ゲットした新卒ちゃんは、4月から住む家を探したりしていると思う。
わたしは前の会社で、新卒のために「西神戸どこ住む?~下宿案内~」を作って人事に提供していた。それに今住んでいるマンションでは修繕委員を10年以上やっていてマンションについて大規模修繕から細かな工事までけっこう詳しい。
新卒の技術職がネット回線や生活環境を満たす下宿とは何か?そこら辺をちょこっとまとめておくので参考にしてください。
どこに住むか?
どんな建物が良いか、よりもどの街に住むかを優先するべきだ。ネームドっていうか人気の街は家賃高い。が、それなりに良い。また、不動屋の間で人気の隠れた住みやすい街もある。確かに、細かいところは各人の都合(資金力)による。ただ、大まかなところでいくつか優先度の高いことを2点まとめておく。
①会社の近くに住む
職住近接の重要性について、わかっているようであんまり知らない人は多い。例えば、遠距離通学しているの人を見ていて、学業の成績と通学にかかる時間は反比例する傾向が確かにある。当然、仕事も同じだと思う。
1日の時間は決まっていて、実際に起きて使える時間は約その半分程度だ。通勤時間が全体の何割かを考えると、短い方が絶対良い。
この話をすると必ず出てくる。「通勤時間をうまく使える特別な人」になる努力は、別のもっと大切なことにあてよう。
②都会に住む
都会に住むことは楽しい。15分くらいで都心に出れるというのは本当に心がおどる。私は神戸市市営地下鉄の終点である西神中央という駅のそばに12年以上住んでいた後、阪神間へ戻ったのでひしひしと感じる。西神は駅前になんでもあって、自然も豊かで子育てには最適な土地だった。しかし、映画をみたり外食を楽しんだり、余裕を持って出張や旅行に行けたりと、都市生活者はものすごく優位にあることを改めて感じております。家賃や税金が高いのも、この便利さと引き換えと思うとけっこうリーズナブルじゃないかな。
あとは、デザイナーという技術職は、常に最新のサービスに触れていて欲しいので、やっぱり都市での生活が向いていると思います。
西神でアーケードゲームを作っているときに、もともと新卒は人事から伊川谷や玉津を案内されることが多かったんですが、若いデザイナーにはもうちょっと都会の方がいいよって三宮や新神戸、少し離れても板宿あたりを勧めてました。みんな喜んでたよね。個別にメリット・デメリットなど結構細かいマニュアルを作って、神戸駐在の人事担当に渡し、継承されてたっけ。
家賃が高いという噂の関東は、都市生活レベルもさらに高いのでエンジョイしてください~ イイナ~東京!
光配線のマンションに住む
G5回線で使い放題なら、固定回線はいらないという話もある。それでも今のところは光配線形式で約1Gの固定回線が安定していて良いと思う。
古いマンションの場合、メタル回線(昔からある電話回線)を使ったVDSL方式が多いので要注意だ。不動産会社に事前に確認して光配線を選ぼう。
VDSL方式から光配線への工事は、賃貸契約ではできない。最初から光配線のマンションを選ぶこと。
実際、持ち家のマンション(区分所有という)でも、VDSL方式から光配線への変更工事はマンション管理組合の総会決議が必要なのでハードルが高いんだよね。だから、一棟全部賃貸のマンションでもないと、古いマンションはなかなか光配線にはなりにくい。(ワンオーナーなら決議とかいらない)
決議に何年もかかるメタル回線の光配線化はあきらめて、じゃあNURO光はどうなんっておれも思ったのよ。NUROはMDF(主配線盤)から部屋内まで独自に光ケーブルを工事でひくから大丈夫なんじゃないって。で、実際に工事依頼して部屋内まで光コンセント来たけどそこまで。いつまでも開通しない。まぁNUROの放置ですよ。しつこくカスタマサービスに電話してやっとわかったんだけど、古いマンションは電柱からMDFまでの光ケーブルの本数が少なくてそのパイプが物理的に細いとかするとアウト。はやく言って欲しかったんだけど、回線工事は丸投げで現場の情報がぜんぜん伝わらん。NUROは本当にまいったわ。
結論からいうと、NURO光が開通するかは運です。最初から運に頼るのはやめて、まずはNTTの光配線がある所を選ぼう。NTTが光配線を通しているマンションには原則的にはauでもNUROでもなんでも開通します。古いマンションを光配線に工事してくれるのはNTTなのだ。インフラを支えているのはいまだにNTTということをあらためて思った。NTT頼りになります。
結論としては、築浅で確実に光配線のマンションにするか、賃貸専用物件でオーナーがきちんと光配線へ工事している物件を探す。です。で、この程度の情報を把握していない不動産会社さんも避けたほうが良いです。
あと、ストリートビューでの下見は念入りに
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