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第69回 有馬記念(12月22日中山競馬場開催)

こんにちは。こんばんは。タピオカです。
今週の香港国際競走は本命としていた馬全てが馬券に絡むことになりました!!
香港ヴァーズ「ドバイオナー」二着🥈
香港スプリント「カーインライジング」一着
🥇
香港マイル「ヴォイッジバブル」一着
🥇
香港カップ「ロマンチックウォリアー」一着
🥇
タピオカ本命は以上のようになりました!
日本馬がどうしても人気しがちなので、オッズの恩恵も少しはあったのかなという感じでした!

といっても、割と小頭数で行われたレースのため、そこまで馬券で苦労することなくレース観戦することができました。香港のレース考察noteを500円払うよりも、馬券に使った方がいいレースだと思いましたね。
個人的にうれしかったレースはヴァーズ。ドバイオナーが最内から突っ込んできたのがしびれました。最終5番人気になっていたのでしめしめと思っておりました。
さて、阪神JFが終わると有馬記念まで2週間を切ることになります。そんなこんなしていると、有馬記念がやってきてしまうものですからしっかりと準備をしてから、グランプリを望むべきでしょう。


ディープインパクトに先着するハーツクライ
https://hochi.news/articles/20210622-OHT1T51028.html?page=1  より引用

年末の大一番レースである有馬記念。このレースによって生み出された名馬は多くいます。今年の有馬はドウデュースが一番人気に推されるでしょう。
ドウデュースの父ハーツクライは、あのディープインパクトに勝ち、名馬の仲間入りを果たしています。ディープインパクトがもし無敗の四冠馬として有馬記念を勝っていたら、ハーツクライは種牡馬としての生産規模は少なかったかもしれません。ドウデュースがこの世に生まれていなかった可能性さえ、あるということなのです。ハーツクライが勝ち、時代を経てドウデュースにそのバトンが渡されたのです。ドウデュースはすでに有馬記念を勝っています。この前のJC勝利で秋古馬もすべて制覇しました。しかしハーツクライがドウデュースに託したバトンを後輩たちに渡すときは、まだ来ていないと思っております。ドウデュースが秋古馬三冠を果たし、今までに無い馬になって初めて、そのバトンは次の世代へと受け継がれていくのだと、勝手に思っております。
このような、物語はドウデュースだけではありません。他に挑戦する馬やそれに携わるホースマンすべてにあるものだと思います。馬だけではなく、騎手、馬主、馬券を買う競馬ファンにとって一年を締めくくる有馬記念は、特別なものでしょう。たった2分30秒の時間にどれだけの多くの人が待ちわびているものか、想像は容易ではありません。
タピオカも有馬記念が一番思い出のあるレースです。勝ちもしましたし、負けもしましたが、どのレースも素晴らしいレースでした。一年間待った有馬記念。さて、今年も特色豊かな馬が出揃いました。
現役最強になり引退か、新世代の台頭か、同世代によるリベンジか。いざ。
タピオカだけではないと思うのですが、レース開催週の月曜から水曜くらいまでは、馬の出走レースを見返すのですが、木曜から出走表が出ると、途端にレース映像を見る回数が減るのは共通でしょうか?
脳内で展開ばかり考えてしまうため、変な妄想ばかりが募っていって、自分の本命が1着に来れる想定ばかりしてしまっております。
やはり回顧をし続けてこそ、予想の精度が向上されていくような気がしますのでレース映像の振り返りはしっかりと継続して展開予想もしていきたいと思います。

今回のnoteは、有馬記念についてとレースデータを振り返り、今回の想定出走馬をみて、展開が向きそうな馬とオッズ妙味が出ている馬の紹介をしていきたいと思います。

1.有馬記念について

有馬記念の歴史は以下のようになっています。

1956年に本競走の前身である「中山グランプリ」が創設された。当時、暮れの中山競馬は中山大障害が最大の呼び物であったが、東京競馬場の日本ダービーと比較すると華やかさに欠けていたことから、当時の理事長でもあった有馬頼寧氏が、中山競馬場の新スタンド竣工を機に、「日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案し、当時としては他に例を見ないファン投票による出走馬の選定方法を用い、芝・内回りコースの2600メートルで行われた。ところが、第1回の成功の興奮が冷めやらぬ翌1957年1月9日、創設者である有馬理事長が急逝したため、同氏の功績を称え、競馬の発展に尽力した同氏の名前をとり「有馬記念」と改称された。

その後、1960年に芝・外回りコースに変更されたのち、1966年に芝・内回りの2500メートルに変更され現在に至っている。本競走は、創設時から変わることなく中山競馬場を舞台に行われ、中央競馬の一年を締めくくるレースとして定着。幾多の名馬たちが中央競馬の歴史に語り継がれる名勝負を繰り広げてきた。

1996年から従来の推薦方式を廃止し、ファン投票上位10頭ならびに競走成績を考慮して出走馬の選出が行われるようになった。

歴史・コース:有馬記念 今週の注目レース JRA

有馬さんの名前を用いたレース名。私の一番好きな四字熟語です。
有馬記念といったら、その年で一番強い馬を決めるレースといったイメージがあります。3歳世代とのぶつかり合い、ステイヤーの挑戦、牝馬の底力といった感じです。
タピオカの楽しみ方は、3歳世代と古馬の戦いです。クラシックは、その年の主役を決めるレース。このレースに勝ってきた馬たちを迎え撃つのは、数多くの試練を潜り抜け勝利してきた馬たちです。やはり競馬には物語があります。今年の有馬記念でどのような物語が生まれるのか楽しみですね。
競馬歴は浅い方ですが、記憶にしっかりと残っているのは、2022年の有馬記念。イクイノックスが勝利したレースです。古馬となった前年王者「エフフォーリア」の返し馬の紹介が今でも忘れられません。

「挫折と屈辱と辛抱も、勝てばすべてが報われる」

この実況を聞いたときは、馬に掛かる期待とそれぞれの思いが感じられました。これ以降のレースで、勝つことはありませんでしたが、非常に好きな馬の一頭でした。
今年も必ずといっていいほど、何か物語が生まれるでしょう。人の思いをターフに走らせるのです。

・今年のファン投票結果

投票結果人気10位
https://www.jra.go.jp/news/202412/pdf/120503.pdf  より参照

やはりドウデュースが一番の得票を得ました。しかも、478,415票は過去最多得票。69回も開催しているレースでの最多は、やはり人気のレベルが違いますね。3歳馬の人気もあり非常に楽しみが増してくるメンバーが揃っております。

2.過去データからみる有馬記念

ここからは、有馬記念の過去データを振り返ってみたいと思います。
タピオカもデータ傾向やコースの特徴をみて、レースによる展開の向きそうな馬などを注目馬としてあげておりますので、こちらは欠かせない情報になりますね。
コース解説
まずは有馬記念が開催される中山競馬場のコース解説をしていきたいと思います。トリッキーな中山芝2500は、「コーナー6つ坂2つ」と覚えると良いでしょう。コーナーワークの上手さと最後の急坂を上がってこれるタフさが求められているのです。
その中でも不利といえるのが大外の枠です。府中とは違い、コーナーが急なカーブになっていますのでスタート直後の大外枠は外々の進路を通らなければならないのです。スタート直後は、後ろに下げるか、スタートダッシュを決めに行くかをしないとロスが多くなってしまうのが大外枠。2500mという距離をずっと外に回すと最後の直線を駆け上がるスタミナがなくなってしまいます。内にいても、外に出せずにいて短い直線で差しが届かないというケースもあります。ですから、コーナーワークと急坂で持ちこたえるタフさが必要になってくるのです。

https://jra.jp/keiba/thisweek/2023/1224_1/race.html  より引用

枠順成績

過去20年の枠別成績

先ほどのコース解説にて説明した有馬のコース的に第3コーナーの途中から始まることで、外枠がどうしても不利になってしまいがちな中山芝2500m。
枠順別の成績を見ても、一目瞭然な結果に、、、
そもそも、複勝率が低いため馬券に入ってこれるかどうかでさえ厳しくなってくるというのが、有馬記念なのです。8枠の複勝回収率がこれほど高いのは、大外枠が人気を下げて馬券内に入り、オッズが上がっているということになります。強い馬が大外枠に入り、人気を下げたら複勝で買うのがお勧めとなってきます。
反対に、内枠の成績は安定しているため内枠に入ったら評価を外枠よりも一段階あげてみるのもいいかもしれませんね。
レースで何があるかわからないのが競馬ですが、有馬の外枠ほど不安になる要素は他にないでしょう。

年齢別成績

過去10年の年齢別成績

数字だけでみると3歳の馬たちが一番良い数字を出しています。有馬記念に出走してくる3歳馬はその年で、強いレースをして勝ってきた馬たちです。
3歳馬が出走してくるとき、前走を勝利している、クラシックで1着を獲得している場合が多いです。出走馬が少ない分、3歳のなかでも精鋭中の精鋭が挑んでくるのです。今回の有馬記念は、ダノンデサイル・アーバンシック・レガレイラが出走してくるでしょう。すべてG1馬です。人気投票で上位10頭に入らなかったとしても、獲得賞金が高くレベルの高い馬が参戦してくるのです。その分、成績のほうも良くなっているのではと考えています。
さらには、斤量のハンデがあります。勢いがあり成長を遂げてきた3歳の強さは、計り知れないものになるでしょう。

前走別成績

過去10年の前走別成績
(秋天成績の3-2-1-11を3=x,2=y,1=z,11=aとして、%=x÷(x+y+z+a)で算出)

数字だけで一番良い前走は、菊花賞でした。菊花賞で出走し、かつ良い結果を残してきた馬たちの成績はより良いのです。菊花賞後の疲れも取れ年内最後のレースとして、丁度のローテーションともなります。よって3歳馬には有利なレースといえます。JC組は、出走してくる馬がとにかく多くなり母数が多くなっている状態。大敗した馬の評価は下げてもいいだろう、というのが正直なところですが、、、
タピオカが穴として捉えている枠が前走エリ女組です。近年では、ジェラルディーナ(3人気3着)サラキア(11人気2着)と馬券に入り込んでくるときのオッズは、跳ね上がってくると予想。今年のエリ女は、メンバーレベルが高くない評価をされていたため、エリ女組のオッズ妙味はだいぶ上がってくるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。来週に控えている有馬記念ですが、すぐに当日はやってきてしまいます。
1番人気のドウデュースが横綱競馬をするのか、3歳馬が新たな世代の狼煙を上げるのか。この点に注目して予想をしていきたいと思います。
今週の有馬記念のnoteはここまでといたします。来週は、出走馬のそれぞれの個人的評価を投稿しようと思っております。
あと一本今週の平場の注目馬を上げていこうと思っておりますので、そちらもぜひご覧ください!
また、ご覧になっていただければ幸いです。

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