バンド×YouTuber=夕闇に誘いし漆黒の天使達

0.『夕闇に誘いし漆黒の天使達』はご存知でしょうか。

読み方に癖があり、覚える要素がありすぎるので、
とりあえず「夕闇(ゆうやみ)」とだけでも覚えて帰って頂けたらなぁと思います。

信念の無い笑いを中心とした活動をコンセプトにした
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、4人からなるコミック系ラウドバンド。


彼らを知れば知るほどおもしろいし、かっこいいし、もっと世間が知っていてもおかしくないのではと感じています。


1.曲を知らなくても盛り上がれる

私、どメジャーアーティストのライブ行くことがあるのですが、手拍子やライブ場所のコールだけのパターンが多く、正直心の底から盛り上がれないことが大半でした。

そんな中、夕闇のライブを見ました。

お前らの80%じゃなくて、95%じゃなくてさ、100%が見たいんだよね。
来いよ。
(YouTube「【期間限定公開】夕闇に誘いし漆黒の天使達『SUSHI SONG』LIVE at マイナビBLITZ赤坂」より)

等々、夕闇ボーカルの小柳さんのあおりが上手だなと思いました。
曲頭はさることながら、曲間に細かくあおってくれる。こちらとしては、我に返る暇がない 笑。

シンガロング(※)が多かったり、全員が演奏を止め前に出て踊ったり、曲間にミニコントが行われたり、
とにかくライブホスピタリティがある。

曲を知らなくてもライブを楽しめます。


(1-※.シンガロング)

※シンガロングとは、

「sing along」のことで、お客さんとバンドが一体となって歌うこと。ライブで盛り上がる。
(YouTube「【解散危機】ライブ中の千葉の行動が酷すぎる...」より)

声を出すことにより、ほんとに盛り上がれる。会場が一体となる。
ボーカルの小柳さんが手作りボードで歌詞は教えてくれ、
ドラムのにっちさんもマイクないのに歌う。会場全員で歌う。

2.歌の世界観が変わっている

曲だけ聞くとかっこいいのですが、歌詞のモチーフや歌詞の内容を見ると驚きます。
モチーフでいうと、ピザパクリ自分らのバンド名を変えたい等の曲があります。他のアーティストでは扱わなそうな題材をうまく歌に昇華しています。

それだけではなく、歌詞の内容もウィット富んでいます。
働く車を称賛する曲の後半に「はたらくか はたらかないかなんてさ 正直マジどっちでもいい」って言うし、
かっこいい曲だと歌詞を聞いてみたら(つっこみの)「なんでやねん」に対する曲だったり、
爽やかな恋の曲だと思ってたら実はストーカーの曲だったり、
モチーフのチョイスが他のアーティストにはなくて、歌詞の展開も読めない。

曲がかっこいいだけに本当にずるい。


3.ライブに厚みを

音楽活動をしながら、彼らはYouTuberでもあります。動画を見て、曲を聞くと彼らの世界観に厚みが出ます。

ギターの千葉さんがシンガロングをさぼってる告発動画千葉さんが曲名を覚えてない疑惑検証動画千葉さんがリズム感なさすぎる動画

ライブに別の楽しみが増えます 笑。(本当は演奏系の動画もあります・・)

といっても、音楽動画は1割。


4.おもしろいと置いてけぼりの間に

あと9割は
「信念の無い笑いを中心とした活動」をコンセプトにした、音楽関係ないボケまくりふざけまくりスベリ少々の動画になります。
例えば、

【1vs2】3日間ストロング超ワンパウンドビーフバーガー大食い対決!【バーガーキング】
【検証】サイズが大きすぎる靴チームと小さすぎる靴チームで運動会したら実力拮抗するんじゃね?
【事件】夕闇にドラゴンボールを全く知らない成人男性が2人いました。

基本的にはおもしろ動画です。
ただ、一部では夕闇の動画は新規視聴者に優しくないと言われているようです。
でも、それが彼らのノリであり味であるに違いないのです。


5.ぜひぜひ

ぜひぜひ一度ですね来てもらって、一回来ちゃえばたぶん楽しいと思うので。
特に僕たちなんかは、なんか自由に見れるバンドなんで、ぜひぜひ来てみてください。
その一歩目踏み込む勇気が大事だと思います。
(YouTube_ともやんの部屋「【第一回】ともやんのおやすみラジオ」より)

ベースのともやんさんが、ライブへ行く勇気が出ませんと言ったお客さんへのコメントなのですが、
ライブもYouTubeも一歩目踏み込む勇気が大事だと思うので、
ぜひぜひライブへYouTubeへ来て見てください。


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