オーシャンステークス 2020【反省】
逃げ先行馬が揃っていた割にはそこまで厳しいラップにはならず、まだ内側の馬場状態がいいこともあってある程度の位置につけた内枠有利の競馬。
勝った②ダノンスマッシュは出負けしたものの、前に入られる前にリカバリーできたことが大きかった。行きっぷりも良く、先行集団を前に見る最内4番手はベストポジションで、直線では下がってきた⑪カッパツハッチと⑩ナックビーナスの間からすんなり抜け出して完勝。
中団の位置取りを想定していたことが大きな誤りで、このポジションならこの競馬が出来て当然。速すぎない馬場も展開も味方した印象。
2着にはこれで4年連続の銀メダルとなった⑩ナックビーナス。外から⑪カッパツハッチに追走される形での2番手追走は決して楽な競馬ではなく、一番強い競馬だっただけに運がない。
昨年のスプリンターズステークス勝ち馬①タワーオブロンドンは勝ち馬の直後を追走。58kgと休み明けの影響か3~4角のペースアップでやや置かれたが、直線は勝ち馬の後ろから脚を伸ばして3着。前哨戦を思えば上々とも言えるが、離された1馬身半と3馬身の差を埋めるのであれば時計の出る馬場と展開になってくれることが理想。
11番人気の⑤グランドボヌールが大健闘の4着。4角では内の①タワーオブロンドンの前に出る形にはなったが、そこからの競り合いでハナ差敗れた。
まあまあ時計の出る馬場が合ったのか、まだ傾向が掴み切れていないが、全6勝中4勝が左回りで中京は①①①⑤⑥。高松宮記念への登録はないが、CBC賞あたりで1発を期待したい
。
掲示板に載った中で唯一外から差してきたのが5着⑥キングハート。ダッシュがつかず中団の位置取りとなったが、一昨年の勝ち馬らしい適性は示した。
6着⑪カッパツハッチは3~4角で前の2頭から離されてしまったが、道中は⑭レジーナフォルテに外から来られるプレッシャーもありながら渋太く最後まで粘る見どころのある競馬に映った。高速馬場向きの印象で、野芝100%の短距離戦で注目してみたい。
本命の⑭レジーナフォルテは⑪カッパツハッチを外から追いかける4番手で直線も外。枠の差を覆して勝てる程の力が無いことまでは分かっていただけに無謀な◎であったことは反省で、枠の並びからまだ⑩ナックビーナス本命の方が筋が通っていたように思う。
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