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金鯱賞 2020【反省】

金鯱賞 結果

稍重からのスタートだったが、好天もあって9レースでは良馬場に回復。ただ、せいぜいやや軽い程度の馬場で高速まではいっていないのではないか。
ペースは1000m通過が5レースの未勝利戦より遅い異常な程のスローペースで、勝負処からラップは上がっているがほとんど瞬発力戦。後ろから進めた馬にはノーチャンスの位置取りも重要なレースだった。

1着⑥サートゥルナーリア

スタートを決めると、前後よりいつでも外に出せる位置を意識しながらの騎乗で5番手。特に被されることもなくスムーズに直線まで迎えると、しっかり前の馬を捕らえて最後は後ろを振り返る余裕を見せての勝利。

予想記事でも書いた通り、やはり左回りは大きな問題ではなく、落ち着き十分で余裕たっぷりの内容。
あとはレース間隔によるテンションの課題。これで【5.0.0.0】となった中8週以上の成績に対して、崩れた天皇賞とダービーは中4週と中5週。中2週となる大阪杯ならハッキリすると思ったが、次走は宝塚記念を予定とのこと。大丈夫だろう。

1倍台の人気馬は本命にしないことにしているが、今回は本馬以外に先行して長く脚を使える馬がいなかったので仕方がなかった。

2着⑧サトノソルタス

サートゥルナーリアより前の3番手を取り、勝負処から前の2頭に並び掛ける積極的な競馬。今回はこれまで崩れたレースの敗因が絞れず評価できなかったが、これで中10週以上で緩いペースまたは2000m以下なら【2.2.1.0】。
人気を落としての新潟大賞典が理想だったが、狙いどころがハッキリしたことは収穫。

3着④ダイワキャグニー

押してハナに立ってスローペースに持ち込むと、最後まで粘って3着確保。
昨年挙げた2勝はいずれも東京での緩い瞬発力戦を先行してのもので、陣営の作戦がピタリとハマった形。
相当に展開の恩恵があってのものだけに額面通りの評価は出来ないが、今後も緩いペースが見込める左回りなら好走可能だろう。

4着⑦ギベオン

先行して最内まで潜ったところまでは良かったが、そこから内にこだわって直線で前が詰まって終了。
キレる脚が使えるわけではないだけに⑧サトノソルタスのような攻める競馬が出来ていればと悔やまれる。
今回は3歳春以来、2年振りの上がり33秒台で、加齢により速い上がりは厳しくなったかも。

5着②ラストドラフト

⑥サートゥルナーリアをマークする形で直後をピッタリ追走。4角のペースアップで置いて行かれかけたが、その⑥サートゥルナーリアにこそ突き放されたものの、ラスト3Fの脚はメンバー2位。勝負処の反応と位置取りの差が出てしまった格好。
先行してロングスパートから粘る形が出来れば能力を発揮しやすいと思うが、ソラを使う癖があるため、乗り難しく惜敗が多いタイプになりそう。

6着③ニシノデイジー

ロスのない最内を中団から追走して、直線では⑥サートゥルナーリアの後ろから地味に脚を伸ばした。
メンバー3位の上がりで位置取りの差としたくもなるが、内外の差もある前を走っていた同学年②ラストドラフトに上がりの脚で劣ったのは力負けであり、成長力の差が出ているのかも知れない。

10着⑩ロードマイウェイ

落馬の可能性すらあったスタートも酷かったが、ロスを挽回すべく最内からの追走を選んだが、外に出せないスローペースにハマって後方のまま。
今回の上がりは33秒8で、自己最速が33秒6だから上がりの脚に限界もあるのかも知れない。
危惧していた通り、休み明けの影響もあったと思う。

11着⑤サトノガーネット

離れた最後方から。3角から外を回って徐々にポジションを上げたが直線での伸びは今ひとつ。
中日新聞杯を思えば走らなすぎで、このペースで最後方ポツンは不自然だし、直線で伸びを欠いたのは⑨ブレスジャーニーとやたらとぶつかったことが影響したのだろうか。状態に問題があったのかも知れない。

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