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ニュージーランドトロフィー 2020【反省】

NZT 結果

①カフェサンドリヨンと②カリオストロが雁行する形で引っ張る形でスタートした流れは1000m通過57秒6と過去10年で最速タイの速さ。後続も早めに動いて先行馬には厳しく、差し馬有利の展開。
速いラップを追走できるスピードと、そこから上がりをまとめられる能力が問われた一戦。
馬場は先週同様に軽い高速馬場。

1着⑪ルフトシュトローム

ダッシュで負けて後方から4~5番手の位置取り。結果を出しても本番はレーンへの乗り替わりとの開き直りでもあったのか、ペースを読んで慌てず中団のまま直線は外へ持ち出すと、メンバー最速の上がりで力強く抜け出した。
差し馬有利の流れが味方したことは間違いないが、これで持ち時計をさらに1秒8詰めて1分33秒0。キャリア3戦目でまた成長を示した格好。

本番での課題といえば、これまですべて中山だったこともあるが、上がり33秒台を計時したことがなく、舞台が東京に替わって速い上がりを要求された時に対応できるかどうか。東京か中山でいえば、断然中山マイルの方が合うだけに、そこだけが心配。

2着⑭シーズンズギフト

相手関係を見ての急遽の参戦だったことと、レース間隔が詰まっていたことから軽視していたが、案の定序盤から中団で掛かり通し。こらえ切れず押し上げる形になったが、最後まで粘って賞金加算に成功した。
地力の高さを証明したわけだが、使うことでガス抜きになるタイプでもないようなので、レース間隔が詰まった時はやはり危険。

3着⑯ウイングレイテスト

一番の大誤算。今回も差し有利の展開がハマったにせよ、大外枠で道中は外を回されて4角でも大外に振られた距離ロスを考えれば悪い内容ではない。
今回を含めたこれまでの6戦で上がり33秒台は一度もなく、デイリー杯でもそうだったように上がりの掛かる競馬が合うのだろう。本番でもそこが課題。

4着⑫アブソルティスモ

この馬の健闘も誤算だった。展開の恩恵がそれほど大きかったわけではない好位からの競馬。速いペースへの対応を疑問視していたが、58秒を切る速い流れでも4角までは抜群の手応えだったし、直線は案外だったにせよ、0秒5差なら悪い内容ではない。

これで1500m以上に限ると②①③①④着。
前走のファルコンステークスでの2秒3差はあまりに負け過ぎだったが、陣営のコメント通り距離不足と道悪馬場を気にして集中力を欠いたからなのだろう。
気難しい面がある馬なので、成績の安定感は期待できないタイプ。

5着⑦ソウルトレイン

速いラップで追走が厳しいかと思ったが、4角で手応えが怪しくなったものの何とか粘って0秒5差。
もっとバタバタになるかと思っただけに、地力強化もあったのかも知れない。

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6着⑩ハーモニーマゼラン

速いラップを手応え十分に追走できていたが、ペースが読めていなかったのか早めに動いて直線で失速。
真に強い馬ならもう少し粘れたかも知れないが、このレベルであれば負けて当然。参考外でもいい。

7着⑨オーロラフラッシュ

勝ち馬のちょうど前でスムーズな競馬だったが、直線の伸びはサッパリ。ハーモニーマゼランの2着だった未勝利戦を評価していたが、勝った2戦はいずれも瞬発力戦。今回のペースでは脚がたまらなかったか。

13着②カリオストロ

内から①カフェサンドリヨンが先手を主張してきたため、単騎にならたのは3角入口。その後も直後につかれて後続も早めに動く厳しいレース。
さすがに展開が厳し過ぎたし、参考外でいい。

15着⑤ペールエール

内枠の中では一番有力として本命に挙げたが、まさかのブービー。骨折明けで叩き台は承知の上だったが、スタート後に挟まれてポジションを下げる場面があったものの、それより3角からもう手応えが怪しくなってズルズル後退。
14kg増で余裕があった分もあるかも知れないが、精神的な何かもあるのかも知れない。しばらく様子見。

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