日経賞 2020【反省】
想定通りのロングスパート戦となったが、考えていたより序盤のペースも仕掛けも早く、向正面に入ってから2番手にいた⑦ソウルスターリングが先頭に立って、序盤レースを引っ張っていた⑤ヤマカツライデンは3角で脱落。結局、序盤で3番手以内にいた3頭が下位に沈む前に苦しいレースになった。
馬場は雨予報があったが、降雨はなく標準的な馬場。
1着⑭ミッキースワロー
中団の外目を追走。向正面で1000mを切ってからスパートを開始、直線では外に膨れて⑩モズベッロらに迷惑も掛けながらも凌ぎ切った。
危惧していた距離は全く問題なく、重賞2勝馬としての貫禄を見せた格好で、これで直線が短いコースはGⅠを除けば【5.2.2.3】。
2着⑩モズベッロ
勝ち馬を前に見る形で中団から。道中はコーナーでは内、向正面や直線では馬場の良い外目を選ぶ完璧な騎乗だったが、直線で勝ち馬に寄られた面も少なからず影響したかも知れない。
まだフラフラしているところもあって、平坦に越したことはなさそうだが、急坂に不安だという判断は誤っていた。前走から4kg増の中、メドの立つ競馬。
3着⑫スティッフェリオ
3番手前後の想定を裏切る中団の位置からのレースになったが、結果的にこれが良かった。
ただ、仕掛けどころは結果的に早過ぎた形で、勝ち馬の格好の目標になってしまった。
それでも、⑩モズベッロとは対照的に終始外を回る形になる中、直線早め先頭に立つ強気な競馬。1〜2着馬より1kg重い斤量を思えば上出来だろう。
距離はやはり若干長かったかったかも知れない。
直線の短いコース【8.2.3.9】
直線の長いコース【0.1.0.4】
4着⑪サンアップルトン
最後方から。前方の勝ち馬を目標に合わせて動いて行ったが、メンバー最速の上がりで追い込んだものの、前にいた1〜2着馬がフラフラしていたことも少なからず影響があったのか、。
5着⑬アイスバブル
後方から1~2着馬を前に見る形で
渋太く脚を伸ばした
コーナーでの加速で⑪サンアップルトンに劣った。中山コースより広いコース向きだろう。
6着⑧エタリオウ
ロンスパに巻き込まれた?4角2番手。途中でやめる?気難しい?
7着④レッドレオン
⑫スティッフェリオの内というポジションは悪くなかったと思うが、直線伸びなかった。これまで急坂コース2戦2勝なので、坂が堪えたということはないはず。調教の内容が良くなかったし、初の関東への長距離輸送。これまで上がり3Fがメンバー3位以内になったことが1度しかない決め手に欠けるディープインパクト産駒。いつもの先行策ではなく中団からでは伸びない?
8着⑥ウインイクシード
メンバー屈指の中山【2.4.1.2】巧者ではあったが、先行した中で早めのロングスパートに巻き込まれてしまい、約3年ぶりの長距離戦では厳しかった。
それでも下位に沈んだ3頭と比較すれば健闘した方で、距離も長かったかも知れない。
9着③ポンデザール
後方のインからロスなく進めていたが、向正面でのロングスパートについて行けず、4角ではほぼ最後方。前半ゆったり追走からの上がりが掛かるロングスパート戦は最も向いている条件と考えていただけに、今後は難しいかも。
10着①サトノクロニクル
近くにいた⑧エタリオウや④レッドレオンはおろか、前にいた⑥ウインイクシードにも先着されており、今回は完敗の形。
敗因としては、ロングスパート戦だった阪神大賞典で2着しているし、やはり馬場にスタミナが削がれたのだろう。
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