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マーケターって名乗っちゃダメですか?
最近ちょくちょくTwitterで話題になる、“誰も彼もマーケター問題”。
「マーケターを名乗る人、多くない?」「4P全部やってないと、マーケターって名乗っちゃダメでしょ」みたいな。
気持ちは私もよくわかるのですが、個人的には、特定領域の専門家も「マーケター」と名乗っていいのでは?と思う派です。
「マーケター」を「プロ野球選手」に置き換えると…
ピッチャーも、キャッチャーも、ショートも、センターも、全部できないと「プロ野球選手」を名乗るべきじゃない、なんて誰も言いませんよね?
“誰も彼もマーケター問題”の本質は、人によって齟齬が生じることなんです。そして、その齟齬が生じる原因は、「プロ野球選手は全員ピッチャー」と思ってる人もいれば、「プロ野球選手は全員どのポジションも守れる」と思っている人もいること。
だから、「プロ野球選手(マーケター)です」「ポジションはどちらですか?」っていう会話が成立することのほうが重要だと思うんですよね。
「内野も外野も、どこでも守れます」って人も、「ファーストしか守れませんが長打力には自信があります」って人も、みんな立派な「プロ野球選手(マーケター)」だと思うんです。
問題は、「プロ野球選手(マーケター)」の中にもいろんなポジションがあるという認識が足りていないことと、各ポジションの区分けや名称が定まっていないことのような気がしています。
だから私は、その辺りを解決できればなぁと思っていて、下のツイートの図もそういう意図で作ってみたものです。
「人によって“マーケター”の定義バラバラ問題」を図解してみました。
— 山下侑一郎 / 福岡でマーケティング支援 (@YUICHIRO_Ya) May 7, 2020
(分け方はこの4つだけじゃありません) pic.twitter.com/x3i7hTJcc5
全ポジション守れるオールラウンダーより、特定ポジションのスペシャリストのほうが重宝されることなんて多々あるわけなので、誰がえらいとか、どっちが上とか、そういう話ではないと思うんですよね。
このたとえ話、伝わりますか…?