【第1弾】BIG4の2年目にケース面接を受けてもらった件

はじめに

本記事では、新卒でBIG4に入社し、現在2年目アソシエイトに受験者役をやっていただき実施した模擬ケース面接の記録を公開します。
本模擬ケース面接では、実際に出題される可能性のあるお題や実際の時間配分をベースに実施しました。
最後に面接官のフィードバックをまとめております。ぜひご一読ください。

本記事の流れ

  1. 面接やり取り(逐語録ベース)

  2. 面接官からのフィードバック/アドバイス

1.面接やり取り

はじめまして。
本日は自己紹介をしたのちに、ケース面接を30分させていただきます。
よろしくお願いします。
早速、簡単に自己紹介できればと思うんですけど改めて佐藤と申します。元々は消費財メーカーでマーケティングとかをやっておりまして、コンサルティング会社でプロジェクトマネージャ-をやっているものでございます。今日はよろしくお願いいたします。
簡単に自己紹介をお願いできますか。

はい、TTと申します。昨年新卒で入社した2年目でして、全社デジタル戦略の目指す姿の策定みたいなところからPMOまで、様々なプロジェクトに関与してきました。本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。ちなみにお酒とか好きですか。

そうですねお酒は好きです。最近ちょっと弱くなってきて、あまり量が飲めなくなってきました(笑)

どれぐらい飲まれるのですか。

週に二、三日ぐらいですかね。

 なるほどですね。早速ですが、今日のテーマはサントリーのプレミアムモルツです。
前半と後半の2パートに分けて、最初はプレミアムモルツの年間売上高がどれぐらいなのかを5分ぐらい考えていただいて、
後半はその売上高をどうすれば上げられるのかを考えていただきます。イメージとしては5年間で1.5倍程度の向上です。どういう方向性が考えられそうかっていうところを幅出ししながら一緒に議論できればと思っております。
まずは。市場規模のところを推定いただければと思うんですが、何か質問とかございますか。


そうですね。確認なんですけど、プレモルの価格帯を理解していないのですけど、200円ぐらいすかね。
 

はい。そうですね。一旦、はい。5分後ぐらいにちょっと声掛けしますので、まずちょっと考えてみていただけますでしょうか?

分かりました



(思考中)
 

では市場規模がどれぐらいになりそうか途中でもいいのでちょっと教えていただけますか。

はい。ざっと概算したところと、大体400億円前後なのではないかと考えました。
推定方法としては需要/供給いろいろあると思うんですけど、今回は身近な消費財ということで、消費量×単価の形で考えていきたいと思います。まず、単価は先ほど確認して200円前後ということで200円前後。消費量っていうところを、今回一旦国内に絞って考えてはいるんですけども、アルコール飲める人、その人たちが1年でどれだけビールを飲むか、その中に占めるプレモルのシェアみたいなところで、考えました。はい。飲酒可能な人口としては一旦全人口を1億人として大体そうですね。20歳以上というところで5分の4ぐらいの8000万人を見込んでいます。
そこから1年でビールを何本飲むかみたいなところについては正直かなり体感ベースになってしまうんですけど、大体1年の1/4の日数でビールを飲んでおり、1回あたりは大体1本ぐらい飲むもんではないかということで、大体年間90本前後なのではないかと考えております。あと、その中に占めるプレモルのシェアですが、プレモルはトップブランドだと考えておりまして、その中で大体主要なところで五、六種類あると考えると大体シェアとしては10-15%前後なのではないかと想定し、今回は10%でおきました。
各数字で計算すると、まずアルコール摂取可能な人口っていうのは8000万と、あと年間に飲む、1人当たりのビール本数が90本だとシェアが大体10%程度であとは単価200円をかけて400億円っていう数字を出しました。
 

ここから先は

4,366字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?