Pu先生死ね
「Pu先生死ね」
どうしてそう思うの?
「笑顔が気持ち悪い、贔屓する」
笑顔が気持ち悪くて、贔屓ばかりしてくるって思ったんだね。じゃあ、君は笑顔が気持ち悪くて贔屓ばかりしてくる人は死んでも良いって思ってるんだね?
「はい」
そんなこと大人になって言ったら逮捕されちゃうかもよ?
「別に良いです」
何でそう思うの?
「自分なんてどうでも良いから」
・・・っ!どうしてそう思ってしまうの?
「だって、自分ばかり注意されて、自分なんてどうでも良いって思われてるから」
・・・っ!!!
咄嗟に出た言葉は
「本当にごめんなぁ」
でした。
なぜ謝るの?
そう思われると思います。
指導上良くなかったと思います。
でも、そう思わずにはいられなかったし、そう言わざるを得なかったです。
僕の教育観、教育の目的は「自分の価値を信じ、何者かになれると思える子ども」を育てることです。
なのにそれに反する結果になってしまった。
無力感と申し訳なさが押し寄せてきました。
多分この子は僕のこと大好きだったんです。
「この先生は自分のこと分かってくれる」
そう思ってくれていたのだと思います。
でも、注意されることが積み重なり、積み重なり、試し行動が増え、さらに注意されることが増え、自分の価値を信じられなくなっていったんだと思います。
僕は2度とこんな思いさせなくないし、したくありません。
教室の中にはどうしても周りと合わせられない子もいます。
周りから浮いてしまう子もいます。
だから、そういう子に注意する回数が増えます。
その子は自尊心を失ってしまいます。
そして、来年度のクラスも絶対そんな子がいます。
では僕は来年度どうしたら良いのでしょうか?
まず僕にできるのは、注意する場面を極力減らすための仕組みを作ることだと思います。
例えば名札をいつもつけずに叱られる子どもがいるとします。
こういう子に毎回注意するのではなく、朝の会で「おはようございます」を言った後、名札をつけた人だけ座れるというシステムを作れば注意する回数は激減するはずです。
次に4月、5月でリレーション作りを徹底的に行うことです。
「話を最後まで聞いてあげる」
「人が傷つく言葉は使わない」
この2つを徹底的に意識させます。
また、エンジェルハート、アドじゃん、二者択一、人間コピーなど構成的グループエンカウンター的なレクを多く取り入れたり、授業内で友達と話せる時間を意図的に増やすなど、友達と交流して良さを認め合う土壌を作ります。
続いて、共感と同感を上手く使い分けてコミュニケーションをとることです。
どれだけ同意できないことでも、
「〜さんはそう思うんだね」と共感してあげます。受け止めてあげますり
そして、同意できることに関しては
「あー!!先生もそう思う!!」
と全力で同感してあげます。
最後に、学級での最大の価値観を「努力」「挑戦」「成長」にすることです。
結果や成果は二の次です。
頑張ったこと,挑戦したこと、成長したことを褒めます。
そこを認め合える土壌を作ります。
このような手を打ちます。
きっとかんたんには上手くいかないと思います。
でも、やらなきゃです。
今年と同じことは繰り返しません。
見ててください!!
ここまで読んでくれてありがとうございます😊