子供の才能を伸ばしたいと思ったらやるべき3つのこと②
才能プロファイラーのひろたです。
前回に続いて、「子供の才能を伸ばしたいと思ったらやるべき3つのこと」をテーマに書いていきたいと思います。
今回の結論です。
『子供の学習タイプ』を見極めましょう!
前回の記事で、自分がどんなバイアスをかけて子供を見ているのか知るために、まずは自分の価値観を知りましょうと書きました。
ここまでは、子供の才能を見つける上での準備段階です。
次は、子供へのアプローチです。
自分のバイアスを自覚し、観察することで子供の心が動くモノを見つけることができたら、あなたならどうしますか?
それを伸ばして才能を開花させようと一生懸命教えたり、スクールに入れたり何かしらのアプローチをするのではないでしょうか。
しかし、一生懸命になればなるほど、子供が話を聞かない、逆にやる気をなくしたなんてことはありませんか?
私には経験があります。
うちの長男は配置や仕組み、構造というモノに心が動くようだったので、それが学べる通信教育の教材を申し込みました。
予想通り、届いた教材に関心を示し、とてもワクワクしていました。
しかし、教材のテキストに従って私が説明を始めると、長男のテンションは急激に下がり、よそ見ばかりしていました。
私は長男の為にと思ってやっているのですごく腹が立ち、
「おいっ、聞いているのか!」
と怒ってしまいました。
それから、彼はしばらくその教材に手を付けようとはしませんでした。
対照的に、一緒に聞いていた長女は私の説明を聞きながら、
「どうやって?どうやって?」
とやり方の説明を求めて、興味津々です。
なぜ同じアプローチをしているのにこんなにも反応が違うのか…
原因が分からずにいましたが、才能心理学の先輩である阿部恭瑛さんの『キャラ育コーチ講座』を受講し、その原因が分かりました。
それは、学習する順番の問題でした。
勉強に限らず、運動でも人にはそれぞれ学習する順番があります。
①なんでそれをやるのか?目的、理由に感情が動く必要があるタイプ
②何をやるのか?理論、データなどの根拠が必要なタイプ
③どうやってやるのか?やり方、手順が必要なタイプ
④今すぐやりたい!即実践タイプ
の『4つの学習タイプ』です。
私は、根拠から入る②のタイプなので、長男に理屈を丁寧に説明しました。
しかし、長男は今すぐやりたい④のタイプだったのです。
早くやりたいのに、長々と説明されてさぞストレスだったことでしょう。
そして、長女はやり方を知りたい③のタイプでした。
それに気づいてから、自転車の練習で長男にアプローチをしてみました。
通信教育同様、説明の最中によそ見をする長男に私が怒り、長男は自転車の練習から遠ざかっていました。
長男を自転車の練習に誘い、初めに最低限のことだけ伝え、あとはとりあえず好きにやらせて様子をみてみました。
彼がアドバイスを求めてくるまでは口は出しません。
すると、練習を始めてから30分で乗れるようになったのです。
これには驚きました。
試しに、長女にとりあえずやってみろとアプローチすると、上手くいかずにへそを曲げてしまいました。
相手の学習タイプに合わせたアプローチが大切である。
そう強く実感するで出来事でした。
価値観もそうでしたが、学習タイプも無意識だとどうしても自分に合わせたアプローチをしてしまいます。
しかし、相手の学習タイプに合わせたアプローチをしないとお互いにストレスがたまり、才能を伸ばすどころか、子供の嫌いを作る結果になってしまいます。
塾やスクールの合う合わない、先生と合う合わないがあるのは恐らくこれが原因なのではないかと私は思います。
もし、これから子供の才能を伸ばそうと塾やスクールを探す予定がある方は、子供の学習タイプに合っているかという視点でチェックしてみてはいかがでしょうか。