夢を叶えてくれたあなたへ
少し前にジャスティンミラノの引退と、つい最近ナミュールの引退が発表されましたね。正直とても辛いです。
あ〜つらい、ここに書き残すのも辛い。それでも気持ちを整理するためにもここに残しておきたい。
ジャスティンミラノ
屈腱炎のニュースを見た時に正直覚悟はしていました。屈腱炎を乗り越えて平地芝G1を獲った馬を知らなかったので。それにキズナの後継種牡馬としての価値、共同通信杯での直線勝負、そしてレコードタイムの皐月賞。4戦3勝2着1回。種牡馬入りには一番最適なタイミングだというのは初心者の私でも薄々わかっていました。
それでもやっぱりもう一度見たかった。たらればは無いけど、天皇賞・秋でドウデュースとの対決を見たかった。ダノンデサイル、ジャンタルマンタルとの再戦が見たかった。
共同通信杯の時にはすでにミラノとジャンタルのマイルでの再戦を望んでいました。ダービーの後には来年以降のジャパンカップか今年の有馬でダノンへのリベンジが見たかった。
今書いてるだけで思い出して泣いてます。
ミラノを認識したのは共同通信杯だったと思います。本当にたまたまテレビでながれてて。「共同通信杯はクラッシックのトライアルだよな〜」って思って慌ててnetkeibaの出走馬情報をチェックしました。あの頃本当に競馬知らなくて、ナミュールのマイルCS、イクイノックスの秋天・JC、ドウデュースの有馬ぐらいしかちゃんと見た記憶がなくて、2歳馬(当時)の力関係どころか誰がいるのかもわからなかった。netkeibaを見てどうやら無敗の2歳王者がいるらしいと知って、最初はその子で堅いかなと思ってたんですけど、それだとなんかつまらない。でもどんな情報を参考にすればいいのかなと困りながらそれぞれの馬の前走での上がり3Fを見てました。そこで1戦1勝だけど上がり3Fがジャンタルより速い馬がいて、まあミラノなんですけど。その子に賭けてみよう(気持ちをね。当時19歳でしたから)と決めました。そしたら直線で抜けてきた。あの時の気持ちをなんて表せばいいのか今でもわかりません。あの脚は絶対にクラシックの主役になる、そう確信したのは覚えています。あの時点では距離適正もよくわかっていなかったので菊花賞あたりでジャンタルとまた激突して欲しいなと思ってました(笑)
そこから皐月賞。その前に調教をつけていた藤岡騎手の訃報があり、いつもの雰囲気とは何かが違った。そんな中始まったレース。タバルの爆走でとんでもないハイペースになっていて不安でした。ミラノ確かハイペース経験してないぞと。それでも最後は全ての馬を捉えた。すごいですよね。自分が初めて本格的に追いかけ始めた馬がG1ホースに駆け上がっていく姿を見たって。あの時はあの時でボロボロ泣いてました。間違いなく天に届いたって。夢を叶えてくれたって。
あ、ダービーも触れますか?正直まだ心残りはあるんですけど…
あの時の戸崎さんはすごかったですよね。オークス、ダービーで1番人気背負って。オークスで2着だった時私思いました。「戸崎…!お前は悪くない!みんなが悪く言っても私は戸崎を抱きしめる!」って。まさか2週連続で思うとは。
でも思いますよ、堂々と1番人気にふさわしいレースをしたと思ってます。あととあるYouTubeで
??「戸崎お前にダービーはまだ早い!」っていうセリフが出てくる動画があったんです。そうです。アレです。アレを思い出してしまいました。
ベテランの凄さ。そして戸崎さんが2400mのG1を勝てるのはいつになるのやら。
頑張って戸崎さん!あわよくばジャスティンミラノ産駒でお願いします!
天皇賞・秋に向かうことが発表されて、私ウキウキのウキウキだったんですよね。もし2冠馬だったら菊花賞回避はできない。でも血統的に3000は持たないのでは、という不安があったので。そして最強のエクレアに勝った同厩の先輩と対決できる最初で最後(おそらく、いや有馬もあったか)のレース。そしてその先輩の背中を知る鞍上の戸崎さん。これは名勝負だわってドキドキしてました。
現実はなかなかうまくいかないですね。屈腱炎か。世界が真っ暗になった気がしました。帰ってきてくれ、いや種牡馬入りして幸せになってくれ、どうすればいいのかわかりませんでした。私はただ待つだけしかできないのに。
Xではジャスティンミラノの復帰を待っているアカウントもありましたよね。あれ私…では無いのですが、気持ちは私も同じでした。もう一度見たい。おかえりって言いたい。せめて感謝を伝えたい。
私の最後の願いは叶わなかった。でもこれからは北海道にいる。夏とかに見学しに行きたいなと思っています。お金ないけど。
伝えたいこと
本当にありがとうございました。私の夢を叶えてくれて。
応援できて、本当に幸せでした。どうかこれからはゆっくり過ごしてください。
あなたの産駒がまた競馬場に帰ってくるのを楽しみにしています。
ナミュールはまた今度書きますね。