■ 御茶屋御殿石造獅子 ■

画像1 琉球石灰岩を使用した石造の獅子で、沖縄戦で破壊されましたが1979年頃に戦前の写真をもとに復元されました。以前は、現在の首里カトリック教会の敷地内にありましたが、がけ崩れの恐れが生じたため、現在は雨乞御嶽の隣りに移設されました。
画像2 もともと獅子像は火返し(ヒーゲーシ)のためにあり、この石獅子も火難をもたらすと考えられた八重瀬町富盛の八重瀬岳に向けられていました。
画像3 18世紀の文人程順則(ていじゅんそく)が、御茶屋御殿(王府の別邸)を詠んだ漢詩「東苑八景」に「石洞獅蹲」と記され、御殿を火災やその他の災難から守る獅子が称えられています。そんな石獅子は、那覇市指定文化財に指定されています。

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Masaki Senko
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