見出し画像

◼︎ 浦添城跡 ◼︎

画像1

久しぶりに浦添城跡に行ってきました。浦添大公園内にあり、観光客も多く訪れます。13世紀頃の琉球王国時代に築かれ、現在の浦添市を見渡せる高台に築城されました。

伝承によると…
浦添城は、12世紀頃に琉球王国の開祖とされる舜天(しゅんてん)王の居城としてに築かれた言われています。一般的には、13世紀末に英祖王の時代に築かれ、14〜15世紀に拡張されたと考えられています。

画像4

浦添城は正殿を中心に堀と城壁を巡らした巨大なグスクだったそうです。周囲には王陵や寺院、有力者の屋敷や集落などがありました。正殿跡からは高麗の瓦屋根が出土しており、瓦葺きの建物が存在したグスクは首里城と勝連城のみで、浦添城の格の高さが分かります。1406年に尚巴志は居城を浦添城から首里城へと移し、1429年には北山と南山を撃破し初代国王とする琉球王国が誕生しました。遷都によって浦添城は荒廃しましたが、第二尚氏の第三代国王・尚真王の子・尚維衡が浦添城に居住しました。以降はその子孫が屋敷を構えていましたが、1609年の薩摩藩による琉球侵攻によって焼失しました。

浦添城跡がある場所は前田高地に近く、沖縄戦で壊滅的なダメージを受けました。第2次世界大戦の激しい戦いが繰り広げられたため、一部城の跡しか残っておらず、戦後に幾度もの修復を行って復元されたそうです。ちなみに今でも戦時中に使われた壕が石垣の下に残っています。

画像3

13~14世紀頃、琉球王国で英祖王が初めて王朝を築かれたのが浦添市です。当時は「うらおそい」と呼ばれていたそうで、浦添市の語源とされています。「うらおそい」は現在の言葉で「津々浦々を襲う・支配する」という意味で、当時は大変勢力のある都市として栄えていたそうです。

画像2


いいなと思ったら応援しよう!

Masaki Senko
いつも僕の記事をご覧いただきありがとうございます!いただいたチップは撮影活動費となります。応援お願いします。