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◼︎ 船越グスク跡 ◼︎

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船越グスク跡に行ってきました。船越集落の丘陵にあるグスクで、巨大な石灰岩を利用して築城されています。ちなみに「船越」は、「富名腰」または「舟越」と書かれ、「ふなこし」または「ふなくし」 と読みます。

伝承によると…
14世紀中頃、玉城按司の四男・舟越按司が築いたとか…三男の糸数按司の長男が築き移り住んだ…と、言われているそうです。船越の文字は、資料には富名腰、舟越の文字も使われています。読み方は、どの漢字でも「ふなこし」または「ふなくし」 と読みます。

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船越グスクは、標高約100mの巨大な石灰岩塊の上部に築城され、自然地形の崖面になっており、全体を囲むように野面積みで積まれています。発掘調査では城内では遺物は見つかっておらず、入り口付近から青磁や土器、褐釉陶器などが採集されているそうです。

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グスクの南側のに岩陰囲い込みの石積み墓があり、下方には山川之殿、クバウノ御嶽、富名腰巫火神などの拝所が点在しています。現在の集落は移動した物で、かつての集落跡である船越遺跡があるなども発見されています。

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船越グスク跡周辺には崖葬墓がいくつかあり、その中には船越按司の墓では?というのもあるそうです。その一つに「名嘉門中祝女墓」があり、ノロの墓です。さて船越グスク跡ですが、まるでクレバスのように崩れた?崖のような箇所があり危険なので、訪れる際は十分に注意をしてください。そんな船越グスク跡、平成7年、玉城村指定文化財に指定されました。

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Masaki Senko
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