アメリカ横断29日目メイド・オブ・ザ・ミスト霧の乙女号乗船記
2023.07.03 アメリカ横断29日目。この横断旅行中に沢山やってみたいことがあった中、アメリカからカナダへの国境越えがあり、今とりあえず無事カナダ国へ入国が叶い、今度はカナダからアメリカに戻ることになったったが、カナダ側の街はまるでテーマパークのようであったが、アメリカ側はなんとも寂しい街並みであったのには驚いた。この大河みたいなのは、滝に流れ込むナイアガラ川なんだが、規模が違いすぎるって、こうして滝の袂までやってくると桁違いの水量と桁違いの規模に驚かされる。確かにカナダ側ではアメリカ側からは叶わない3つの滝を眺望出来るが、如何せんそれは対岸からでしかなかったから実際の大きさは体現出来ていなかった。
実は朝早くここに来たのも霧の乙女号に混まないうちに乗ろとやってきたが、7時過ぎでも既に行列が出来ていた。
現在小雨が降りしきり気温は14℃程と肌寒くとても辛かった。7:30やっとゲートが開き入場開始、エレベーターで川面近くまで降りていくが、あんな人々が小さく見えていた。
この霧の乙女号の名で知られるメイド・オブ・ザ・ミスト(アメリカ側)とホーンブロワー・ナイアガラクルーズ(カナダ側)は、この地を訪れる観光客のほとんどが乗船する定番観光の一つでる。
ゲートで青色のポンチョを貰いこれでスタンバイOK!乗船するとアメリカ滝を横切り、カナダ滝へと水しぶきの中へ突っ込んでいくそうで、スマホ、デジカメも防水対応で問題なし。
いよいよ出港だ。今朝通過したアメリカとカナダの国境をまたぐレインボーブリッジを真後ろに船は滝に向かって進んでいく。
アメリカからカナダへは3$の通行料、カナダからアメリカへは無料で通行出来、簡単なパスポートチェックはありますが、そんなに難しい英会話は必要ありません。
このアメリカ側の乗客には青いポンチョが、カナダ側の船には赤いポンチョが配られる。先ずは嵐の前の静けさと言ったところだろう。
アメリカ側のナイアガラフォールズが間近に迫ってきた、やっぱり言えることは陸の上から見ていることとは段違いだ。
既に水しぶきで皆大騒ぎだ、たかがナイアガラ川の10%の水量でこの迫力に度肝を抜かされる、この後カナダ滝にでは一体どうなってしまうことだろう。
アメリカ滝の脇を通り抜け、いよいよ真打ちの登場だ。
それはあまりの迫力に言葉を失うと共に恐怖さえ感じたほどだった、既にあちらこちらで歓声なのか悲鳴なのか解らなくなってきていた。
バチバチと大粒の水しぶきが容赦なく体に当たり、更に飛沫で息苦しさ、又水温の低さからか、恐怖からか身震いが止まらなくなっていた。
もういい引き返してくれと叫んでいた。
確かに貴重な体験だったが、7月でこの冷たさは異常で春先や秋の頃訪れる人は、体を冷やしすぎないように注意が必要だね。
往路で見損なっていたここは「風の洞窟(ケーブオブザウィンド)」だね、でも今更このアトラクションには寄りたくなかった。
無事下船後は、アメリカ滝直ぐ脇まで歩いて行ける遊歩道があり出掛けていた。船とは又違った角度で楽しめるこの遊歩道も捨てがたいね。
今回の旅のサブテーマ、まだ見ぬ風景をこの目で見てみたいこそが、ナイアガラの滝だった気がする場所であった。