アメリカ横断26日目Cass Street Bridge可動橋
2023.06.29
アメリカ横断旅行26日目。イリノイ州ジョリエットにやってきた。ジョリエットは、米国イリノイ州北東部にある都市で、シカゴの南西約55kmと至近にあり、デプレン川沿いに位置する。1926年建造のリアルトスクエア劇場、映画やドラマのロケ地となった旧刑務所、日本では珍しい可動橋だが、ここでは簡単に見られるため出掛けることにした。
ここは、イリノイ州方部の主要水路であるデス・プレーンズ川に架かるキャス・ストリート橋 (Cass Street Bridge)にやってきた。キャス・ストリート橋は1933年に建設され、構造タイプは、金属リベット接続のプラット貫通トラスのローリングリフトで、可動方法は、ダブルリーフバスキュールであった。
川を望めば、水面と土地の標高差は僅か1mほどしか無く、この川に橋を架ければ陸上交通が発達するが、海運業は閉塞する為、ほとんどの橋において可動橋が設置されているが、その数までは把握し切れていなかった。
可動する際に切り離される橋中央部を見にやってきた。メイン スパン長:174.0 フィート (53m)、道幅:42 フィート (12.8m)。
この地で可動している橋を見てみたい為に粘ってみたものの、橋の袂には可動時刻表などがあるわけではなく待つことに無理があった。この先シカゴまで約60kmだが、地形的には平坦な土地が続くと想像するに川に架かる橋は再び可動橋となり、旅の途中で可動中の橋を見られることを祈ろう。