アメリカ横断7日目 ルート66 オートマンは歴史ある町


2023.06.10
アメリカ横断7日目。今回のアメリカ横断旅行は、第1章はルート66を使い
、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では国立公園群を巡るため、一時離脱があるがこの国立公園巡りが第2章で、そして第3章は、シカゴからカナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程である。


ルート66を辿っています、ルート66とはロサンゼルスからシカゴまでを結ぶ国道であったがインターステートが開通されると大動脈としての役目を終えた、廃線となった今も「ヒストリック・ルート66」と呼ばれ、アメリカ、いや世界中から観光客が訪れるで人気のドライブルートになっています。


人気観光地のラスベガスから約2時間のところに、古き良きアメリカを感じることができるルート66沿い宿場町「オートマン」があります。


オートマンはアリゾナ州 モハベ郡のブラックマウンテンにあり、標高約830mの山岳地帯にある為か、インターステートはこの地を通らず昔の街並みが残された地区で、元々町はビビアンと呼ばれていた。


街に足を踏み入れるとまるで西部劇の世界で、なんとロバが放し飼いに成っていて、元々は金鉱を求めてやってきた抗夫達が飼っていたロバ達の末裔で、鉱山の閉鎖に伴い、放たれたロバ達の子孫がここで今もオートマンの移り変わりを見守っている、ここはかつて金鉱で栄衰の後、ルート66が整備され、旅の中継地点として栄えたが、インターステート40号が完成すると交通量が激減し、衰退していった。今、又オールド・ルート66人気で盛り上がっている街でもあります。


オートマンに来たら絶対立ち寄りたいのが「OATMAN HOTEL」で、1902年に建てられたホテルで、モハベ郡の歴史的ランドマークとして登録され、モハベ郡で唯一2階建ての建物で構造は、砂質の粘土や藁等を使った貴重な構造を持つ最古のホテルであった。


オートマンホテルは幾度かの名前を変えた歴史があるが建築家ジョン・ダーリン(John Durlin)の名前も有名です、その後1960年代に、ルート66の通過により利用客が増えたため改装され機に名前をOATMAN HOTELに改名されていた。


現在もホテルの看板はあるものの、ホテルとしては営業はしてなく、館内では、スナックコーナー、お土産屋、そしてこの建物こそが博物館級のものであり、中に一歩足を踏み入れると、ホテルだった当時のものが数多く展示され、年代物の家具や備品や当時の写真等から古き良きアメリカを感じることができます。


このホテルは歴史的価値も非常に高く、1997年にはアメリカの国家歴史登録財にも登録されています。



ここはアリゾナホテルと書いてあるが内容がわからない、中は洞窟となっていてこの中に泊まるのかな。オートマン・ハイウエーは、当時も今も道が険しく事故が多発した事から血染めのハイウエーと呼ばれた為に、近代化に偶然にも取り残され古き良きアメリカを感じる街となっていた。このことは日本の旧東海道や中山道の宿場町でも同じようなことが言えている。


お金節約のため日本から持ち込んだパスタソースで昼食を取っていた。

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