アメリカ横断32日目グランド・セントラル駅 ニューヨーク市
2023.07.06 アメリカ横断32日目。ニューヨークへやって来たが、これで2度目の訪問で、初回は2017-18年のタイムズスクェアで行われるカウントダウンに参加するためであった。ここは、グランドセントラル駅で、アメリカの大都市・ニューヨークのマンハッタンにあるターミナル駅で、マンハッタン3大ターミナルとして知られ、ニューヨークのミッドタウン、パーク・アベニューと42丁目通りの地点に位置する駅の歴史は古く設立は1871年。ニューヨークセントラル&ハドソンリバー鉄道、他3つの鉄道会社によって造られたグランド・セントラル・デポがその始まりでニューヨークの鉄道の拠点であるグランドセントラル駅は、1日に75万人もの人が使用する巨大なターミナル駅であった。
お目当ての場所は、メインコンコースの天井に金箔で描かれた12の星座と2,500個の星である。実はこの星座は、東西が逆になっていて、描かれたのは、人間的な視点ではなく、神から見た視点で描かれているという説や、床に置いた下絵を見ながら天井に描き写した際の間違いだという説がある。
次に、メインコンコースの真ん中にあ、1世紀前に作られた四面の時計かも知れません。各面オパールでできているこの立派な時計は、1000万から2000万ドルの価値があるといわれ、
他に、パリのオペラ座の階段をモデルに作られた大理石の階段、さらに3万5000個もの特注の省エネ電球が付いたシャンデリアなど見所は多い。
グランド・セントラルでは、映画やドラマの撮影に多々に渡って使われている「北北西に進路を取れ」「セルピコ」「アンタッチャブル」「リトル・ニッキー」、ドラマの第一話で、セリーナの登場シーンが撮影された場所で数多くのハリウッド映画に登場していた程、駅とは思えない美しく、ティファニーブルーの天井が印象的であった。
見学は出来ないところも凄く、駅の地下200mにはニューヨーク市で最も深い地下室があり、ウォルドルフ・アストリアホテルの地下に通ずる大統領の脱出用列車の秘密のプラットホームが今も残されていて、第2次世界大戦中にフランクリン・D・ルーズべルト大統領のためにつくられたものであった。
そんな貴重な駅も鉄道衰退期にはホームレスの巣窟となり、取り壊しの話も出たこのグランドセントラル駅ですが、1967年に米国の歴史建造物に登録されて以降は管理が行き届き、ホームレスも排除され綺麗な駅と生まれ変わっていた。もし取り壊されていたのなら人類の損失になっていたことだろう。
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