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JR木造駅 五能線 巨大な土偶がある駅


2024.05.01
やってきたのはJR五能線の木造駅でその目的は、駅舎に作られた巨大な土偶を見る為であった。


駅は、つがる市ですが旧木造町のメインステーションであった。1924年(大正13年)10月に開業し、1992年(平成4年)8月に現行駅舎が建てられ、その木造町の街のシンボルだったのが亀ヶ岡石器時代遺跡から発掘された遮光器土偶がモチーフに作られ、観光名所になるくらい、何度もテレビで紹介されていた。


なんと言っても巨大な土偶像はインパクトがあり、地元民はしゃこちゃんと親しみを込めて読んでいた。


更に驚くことは、電車到着3分ぐらい前から目が点灯始め、土偶の目が7色に光るという凝った作りでもあった。


この巨大しゃこちゃん誕生のきっかけは、1987(昭和62)年に実施された国鉄の分割民営化で、木造駅も無人化などの変革を迫られ、それを期に駅を中心とした街の活性化計画が立てられ「ふるさと創生事業」の交付金で、遮光器土偶と駅舎を合体させるというインパクト大の駅舎が誕生していた。


1887(明治20)年に地元の亀ヶ岡遺跡から見つかった遮光器土偶は、国の重要文化財に指定され、街のシンボルとなっていた。亀ヶ岡遺跡は縄文時代後期〜晩期の集落遺跡で、そこから出土した遮光器土偶は高さ34.5センチ、地元民が偶然見つけ、自宅に保管していましたが、後に文化庁に寄贈し、現在は東京国立博物館に所蔵されている。「遮光器」とは北方民族が使用していた雪眼鏡、今で言うゴーグルのようなもののこと。つまり、ゴーグルをしているように見えることから遮光器土偶と名付けられていた。2002年(平成14年)東北の駅百選に選定されていた。


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