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浜児ヶ水区営温泉(はまちょがみず) 浜の湯
2024.10.05
昨年に続き九州旅行に来ていた。今回の旅行のメインは7日から始まる長崎くんちであるが、それまでの日程は、主に鹿児島観光をする予定であった。たった今、開聞岳登山を終え、汗をぬぐうため以前立ち寄った「日本一安い」と看板が出ていた温泉に立ち寄ることにした。
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その温泉とは、浜児ヶ水区営温泉(はまちょがみず)浜の湯のことであり、先ほどの文言が書かれた看板は今は無くなっていた。
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現在の入浴料はいくらなのかと気になり確認すると130円であった。
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この湯は、浜児ヶ水海岸で自然に湧き出す温泉をこの地までくみ上げて利用しているが、昔は、この共同浴場など無く浜辺に湧く湯をそのまま利用した砂むし温泉であり、昭和2年頃に源泉の湧く浜辺に男女混浴の露天風呂をつくり、 昭和26年屋根付きの共同温泉「浜ん湯」を隣接地に建設し、昭和54年に現在の場所に移転され、今に至っている。
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夕方のこの時間、多くの地元民が入浴に出掛けているために写真撮影は限られた物になっていた。浴室には、二槽の湯船が設置され、手前側が熱湯と世間一般と外れていた。浴室全体は腰壁までタイル張りで作られ、そこから上は木造であった。泉質は海に近い為に塩化物泉の透明な湯が掛け流しされ、開聞岳登山の汗と疲れを流すことが出来た。
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風呂上がりに脱衣場で管理人さんと暫し話すことが出来、開聞岳登山してきたんですよと伝えると、地元では初日の出を見る為に登山する人が多くいる事を聞き驚いた。また今も海岸では、砂浜を掘ると湯が沸き出すそうだが、源泉温度は53℃もありたまに火傷する人がでるそうだ。駐車場にもこの看板が存在していたが、車の陰に隠れて見過ごすところだった。
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いいね、地元にこんな公衆浴場がある住民たちは、きっと都会へ出たいとは思わないんだろうな。
#浜児ヶ水 (はまちょがみず)区営温泉 浜の湯
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