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蕪嶋神社 ウミネコ産卵期の参拝で驚いた


2024.04.29 今年のゴールデンウィークはなんと10連休を頂き、東北旅行に出掛け、旅もやっと青森県に突入だ。


次にやってきたのは、2020年8月に初訪問していた蕪島に再びやってきた。前回はウミネコが巣立ってしまい蕪嶋および神社は静まりかえっていたが、今回訪問した頃は、ウミネコの繁殖期で蕪島はどうなっていることだろうと思っていたら、足元のアスファルトにはウミネコの糞がこれでもかとへばり付き、頭上にはたくさんのウミネコが舞っていた。


蕪島は、種差海岸(たねさし)の最北に位置し、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。3月~8月頃にかけて、ウミネコの繁殖の様子を間近で観察することができる国内唯一の場所です。


初夏には菜の花が咲き乱れ、菜の花の黄色、蕪嶋神社の鳥居の赤、白いウミネコと青空のコントラストが作る美しい光景を見ることができます。毎年3月上旬頃に蕪島に飛来し、4月頃に産卵を始め、6月頃にはヒナが孵ります。そして8月頃には蕪島を旅立っていくそうで、前回訪問した際にはほとんどいなかったのは、旅立った後だったんですね。


さあ今度は、蕪嶋神社に参拝に行こう、この傘はウミネコの糞除けのための傘だよ。


そして参道の階段までもウミネコがたむろしているのに驚く。


この時期のウミネコの数には驚かされる。職員に聞けば、その数は3~4万羽にのぼり、島がウミネコに占拠されていると言っても過言では無い。


頂に鎮座する蕪嶋神社は、人望・資産のかぶあがりのご利益があるとして信仰を集めています。


拝殿前に鎮座する蕪とひょうたん像ですが、蕪島はひょうたん型の地形もあるが、縁起を担いでのことだろう。


「瓢箪から駒が出る」の如く、小さいものから思いがけなく大きなものが出てくることを表し、この像は無病息災・蓄財・子孫繁栄にご利益があるそうで、運開き巡りをしてひょうたんを3回撫でると大願成就できるそうです。


こちらは”株”と掛けているんでしょうか、商売繁盛・金運・人気運など様々な評価が上がり、こちらも運開き巡りをして3回蕪を撫でましょう。


ウミネコは、カモメ科の海鳥で「ミャー」と猫の鳴き声のようにも聞こえることが、名前の由来にもなっています。


日本には蕪島の他にもウミネコの繁殖地があるが、人間の住む地に近いのはここ蕪島だけなんです。


ではなぜ蕪島にウミネコが集まるのかと言えば、蕪島がある八戸市の沖合は、親潮と黒潮が混じり合う潮目にあたり、魚が豊富な場所として良質の餌が身近にあることらしい。


更に、もともとは完全な離島でしたが、昭和17年には旧日本軍により埋め立て工事が行われ、現在のような陸続きとなっていたが、ウミネコを襲う天敵が陸上から入り込めない環境だったのです。


では、運開き巡りをしよう。本殿回りをぐるりとまわれる道が作られ、これを3周まわってから3度参拝すると開運となるそうだ。ちなみに回周する道中には七福神像が祀られている。


最後は、空から降ってくる運を呼び込みたい為に、傘なしで参拝したが「運」は付いてなかったが、嬉しい反面残念だった。もし見事に運が的中したなら社務所に出向くと、福の神 弁財天の「“会”運証明書」を頂けます。ただし社務所が開いている時間のみであり、それ以外の時間帯にフン、いえいえ運がついても証明書は貰えません。

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